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「仕事を任せること」と「丸投げして何もしないこと」との違い。

mohamed_hassan / Pixabay

社員や部下、後輩に対する仕事の任せ方について悩んでいる方は多いのではないかと思っています。

「仕事の任せ方」いろいろ

会社員時代、仕事の任せ方にはいろいろな方法があると感じてきました(特に受け手側の立場からみた場合)。

・とりあえず丸投げ
・細かなポイントまで支持付き
・両者の中間
というのが主な分類になるかと思います。

ひどいケースでは、完成形のイメージやポイントすら伝えてもらえないまま、
・ホームページのデータ作成
・営業用パワーポイントの資料作成
・営業用パンフレット作成
などを行わなければならないときもありました。

それにも関わらず、進捗報告のときには後出しじゃんけん的な細かい指摘が多いという状況。

まあ、いまから振り返るとメチャクチャです。。。

「仕事を任せる」と「丸投げ」は違う

このようなことを経験しながら、「仕事を任せること」と「仕事を丸投げすること(本人は何もしないこと)」とは、明らかに違うと感じてきました。

仕事を任せる側の立場で考えると、「良きに計らってくれ」方式の仕事の任せ方は、かなり楽です。

ただ、自分の求める内容が、その相手と共有できていなければ、「仕事を任せる」というよりも「丸投げ」していることになり、うまくいきません。

結果的に、出てきた成果物に対して細かくダメ出ししたり、修正せざるをえなくなるようなものであれば、最初にしっかりとすり合わせしたうえで、「任せる」ことが必要だった可能性があります。

なんらかの業務について「丸投げ」ではなく「任せる」のであれば、
・開始前(事前のすり合わせ)
・業務遂行中(進捗管理、業務の方向性チェック)
・終了後(振り返り)
までが必要になるでしょう。

このようなプロセスがない「丸投げ」については
・どうせ丸投げするなら、細かい部分まで求めなければいいのに。
・あとからいろいろな要望が出てくるなら最初に言ってくれたらいいのに。
などと感じていました。

「丸投げ」状態になっていないかのチェックポイント

仕事をきちんと任せているか?
丸投げになっていないか?

仕事を任せる側と任せられる側の双方にギャップが生まれやすいと思います。

「自分ではきちんと任せているつもり」でも、相手からすると「丸投げされている」と感じるということも多いのではないかと思います。

で、いろいろなことを経験するなかで、「丸投げ」状態になってしまっていないかどうかのチェックポイントとして、次のようなものを目安として考えてみても良いのではないかと。

自分がその業務をすることできるか?できないか?

ある業務を任せようとする場合、自分自身がその業務をやることができるのかどうか、が1つの目安になると考えています。

業務分担上、その相手に任せているだけであり、「自分がやろうと思えばやれる」のであれば、丸投げにはなりにくいのではないかと考えています。

専門知識が必要な場合など、難しいケースがあるかもしれませんが。

相手に報告を求めているか?求めていないか?

業務を任せているといっても、それなりに時間がかかる業務の場合、途中経過や進捗状況について何の報告も受けていなければ、任せっぱなし=丸投げになっているかもしれません。

他者からの問い合わせにまずは自分が回答できるか?

誰かに任せている業務について、他者からの問い合わせがあった場合に、概要や進捗状況など、ざっくりとでも回答できるかどうか、1つの目安になるかと思います。

「◯◯さんに任せているから、本人に聞いてみないと分からない」という状況だと、もう完全に丸投げ状態ですね。。。

上記の「報告を受ける」とつながりますが、しっかりと状況を把握しておくということが最低限おさえておいたほうがよいのではないかと思います。

業務内容、かかる時間、仕事の性質によって一概には言えない部分もありますが、まずはそもそも「丸投げになっているのではないか?」という前提で、見直してみるのも良いのではないでしょうか。


【編集後記】

今日で早くも1月が終わります。
ただでさえ稼働日が少ないうえ、償却資産申告や法定調書などもあるので、あっという間に過ぎてしまいますね。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

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馨 海老チャーハン