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分かっているなら先に言おう!〜「後出しじゃんけん」にならないために〜

OpenClipart-Vectors / Pixabay

先週末に行われていたサッカー日本代表の試合(E-1選手権)での敗戦。

敗戦後の監督のコメントに耳を疑った人も多いのではないでしょうか?

監督の発言「韓国の方が強いと分かっていた?」

あらかじめ書いておきますと、私自身、サッカーにはあまり興味もなく詳しいことは分かりませんので、どういう見方が正しいのかについては判断できません。

今回の「東アジアE-1サッカー選手権」も、大会開始後に存在を知ったくらいで。。。

その韓国戦(1−4で敗戦)のあとのハリル監督のコメントには賛否両論(批判のみ??)があるようです。

記事によっていろいろな書かれ方がされていますが
・試合前から韓国のほうが強いと分かっていた
・韓国のほうが格上だった
・韓国のほうがレベルが高かった
・呼びたい選手を呼べなかった
などといったコメントです。

通訳を介しているので、細かなニュアンスが分かりませんが、文字通りのニュアンスだったとすれば「なんだかな〜」という印象でした。

「後出しじゃんけん」そのものではないかなと。

結果が出なかったときに、こんな言い訳やコメントが認められるなら、「監督という存在って何?」と感じてしまいますね。

もちろん本当にそう思っていたとして、試合前に「負けを認めるような発言はできない」という事情があるのは分かりますが!?

税理士業界での後出しじゃんけん

税理士業界にも「後出しじゃんけん」があるようです。

とある会社で税務調査が行われた際、会社側の処理が認められずに税金が課されることになりました。

そのときに税理士事務所が言ったのが

指摘されることは分かっていた。

というコメントだったのだとか。

ちなみに、当然会社側にはそんな指摘を受けることになる意識はなかったようです。

ということは、税理士事務所側からは、事前にリスクに関する説明がなかったということになりますので、これも完全な「後出しじゃんけん」ですね。

「指摘されることは分かっていた」という発言をしないほうが、はるかにマシだったとも言えるでしょう。

税理士が「税務調査で指摘されるリスクがある」と感じたなら、少なくとも経営者にはその旨やリスクをきちんと伝える必要があります。

その結果、税務調査で指摘されることになったときに「だから言ったじゃないですか!」と言えるほうが、はるかに役に立つ存在だと思うのです。

分かっているなら先に言おう

税理士業界に限らず、一般の組織でも同じようなことは起こります。

なにか問題が起こったとき、問題が顕在化したときなどに

・なんかおかしい気がしていた
・以前からなんとなく違和感があった
・あのときに言っておけばよかったな

というコメントを耳にしたことがある人は多いのではないでしょうか。

問題が発生してしまっているので、すでに手遅れとも言えますし、そもそも「いまさらそれはないよね。。。」と思ったりもします。

「なんかおかしい」「違和感をおぼえる」という自分の感覚が間違っている可能性もあり、口に出すのがはばかられるときがあるかもしれません。

それでも、思ったときに思ったことを伝えていれば、後悔はしませんし、少なくとも自分が「後出しじゃんけん」をすることは避けられるのではないかと思います。

・分かっているなら先に言う
・何か感じることがあるならそれを伝える
その瞬間は多少気まずくなったり、煙たがられる可能性もありますが、長い目でみればそのほうがお互いに良い関係を築けるのではないかと感じています。


【編集後記】

先週末、税理士試験の合格発表がありました。
いまだにこの時期になると、当時の苦しかった気持ちが蘇ってきます。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

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