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税理士を選ぶポイントは得意分野とキャラ。事前に確認してみることも必要です。

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世の中にはたくさんの税理士がいます。
たくさんいる税理士の中からパートナーを選ぶ際のポイントは、得意分野とキャラだと考えています。

税理士にも得意分野・不得意分野がある!?

一口に税理士といっても、いろいろな税理士がいます。

意外と知られていないのかもしれませんが、税理士によって得意分野・不得意分野があります。

・法人(会社)の税務に強い/弱い
・個人の税務に強い/弱い
というのがざっくりしたところです。

さらに、法人の税務といっても
・法人税
・消費税
・事業税
がありますし、法人税のなかでも
・国際税務
・組織再編
・連結納税
などの分野について、得意・不得意というものが存在します。

個人の税務でも、所得税、相続税など税目ごとに得意・不得意が分かれるところです。

また、個別の税目ではないところでは
・税務調査に強い
・会計に強い
・ITに強い
・財務に強い
というような部分を特長として掲げている税理士の方も多くいます。

で、このような得意分野・不得意分野が生まれる理由の1つが、税理士になる方法がいろいろあるということです。

税理士になる方法はいろいろ

税理士として仕事をするためには税理士登録をする必要がありますが、その資格を得るためにはいくつかの方法があります。

・税理士試験に合格すること(大学院に通うことで一部科目の免除を受けることも可能)
・税務署などに一定年数、勤務すること
・公認会計士、弁護士であれば税理士登録可能

どのような方法で税理士になったかによって、得意分野が分かれるのはある意味、当然のことと言えます。

税理士試験の合格者であれば、合格した科目について詳しいのは当たり前です。

逆に言えば、合格していない科目、勉強していない科目については、実務経験を積んでスキルアップするしかありません。

税務署OBの税理士であれば、税務署内部の事情にも詳しいでしょうし、課税当局側の考え方が分かっていることもメリットです。

ただし担当していた税目以外の税目については、それほど詳しくないということも考えられます。

公認会計士、弁護士の場合、税務に関する勉強が限定的であることは間違いありませんので、実務を積みながらスキルアップを図ることになります。

このように、どのような方法で税理士になったかによって、得意・不得意があるということは理解しておく必要があるわけです。

経験している業務もいろいろ

また、税理士として経験している業務もいろいろです。

・税理士事務所で法人相手の業務が中心
・税理士事務所で法人・個人相手の業務が中心
・税理士事務所で相続の業務が中心
・税理士事務所で税務調査対応に重点
・一般企業における経理、財務業務
などなど。

さらにどのようなことに重点を置いて業務を行ってきたかによっても、身についているスキルは様々です。

このように税理士として、どのような経験を積んでいるかによっても得意・不得意が生まれるということになります。

キャラも大切な要素。事前に会って確認を!

前述の通り、税理士といっても、税理士になった方法も違えば、経験業務も違うわけです。

そのため、会社としてパートナーとなる税理士(顧問契約その他)を探す場合には、
・自社が必要と考えるスキルを持っている税理士
・自社が必要と考え、強化したい分野が得意な税理士
を探すことが必要となります。

また、さらには、税理士個人のキャラも大切な要素なのではないかと感じています。

いくら優秀な税理士で高いスキルを持っていたとしても、経営者の方とキャラが合わなければパートナーとして良い関係は築けない可能性もあります。

逆に、もしかすると多少スキルが落ちたとしても、キャラがバッチリはまる人とのほうが会社にとって大きなメリットがある可能性もあります。

・優秀だと思っていたけど、想像以上にチャラかった。
・優秀だと思っていたけど、まったく面白みのない人だった。
など、短期的には良くても長期的に信頼関係を築けないようであれば、望ましい関係とは言えないでしょう。

で、この「キャラ」というのは会ってみないと分からないことが多いです。

パートナーとなる税理士を選ぶ場合には、
・まず事前に会ってみて
・キャラ(フィーリング)が合うかどうかを確認して
・さらに、得意分野が自社が必要なものと合致しているかを確かめる
ということが必須になるのではないでしょうか。


【編集後記】

昨日、ランチで入ったお寿司屋さんでは、握りが甘くてシャリが醤油皿に。。。
食べ方が悪かったのかと思いきや、隣の席の人も醤油皿にシャリがボトリと残っていました。
変なお店ではないですし、今までにはそんなことはなかっただけにちょっと残念でした。
たった1度のいい加減な仕事がきっかけで信頼を失ってしまう可能性がある、という怖さを改めて感じました。

【昨日の1日1新】

*「1日1新」とは→詳細はこちら

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