経理業務での間違い防止のための対策〜まずは「比較」することから〜

会計データの集計業務や数値を取り扱う資料作成では、原則として、スピードよりも正確性が重視されます(内容によって程度の問題はありますが)。

そうなると、業務を行う上では「いかに間違いを防ぐか?」が大きなポイントです。

自分の間違いは自分ではなかなか見つけにくい

いろいろな業務に当てはまると思いますが、自分のミスを自分で見つけるのは難しいです。

・きちんとチェックしたつもり。
・自分で2回も3回も見直したから大丈夫だろう。
と思っていたのに、「他人から間違いを指摘された。」という経験をしたことがある人も多いのではないでしょうか。

特に数値を取り扱ったり、集計したりという業務の場合は、「自分が正しい」と思い込んで作業をしているわけですから、細かな数値の誤り等には自分では気づかない可能性もあります。

「比較」なら客観的に見ることができる

他人が間違いを見つけられるのは、その資料を客観的に見ることができるからです。

いくら自分で客観的に見ようとしても、作成時の記憶が残っていればいるほど、難しくなります。

そして、このような場合に客観的な目を持ちやすくする方法の1つが「比較」です。

例えば、会計データなど毎月作成するものであれば
・前月との比較
・前年同月との比較
・累計データとの比較
・予算との比較
などが考えられます。

これらのデータと比較してみた結果、
・不自然な(把握していない)増減がある
・今まで数値が入っていなかったところに数値が入っている
・自分が思っている数値の感覚と違う
というような項目があれば、どこかに間違いがないかを確認してみると、間違いが見つけやすいです。

ただ漠然と資料全体を見ながら、間違いを探そうとするくらいなら、このようにある程度の当たりをつけてから確認したほうが業務効率が良いことは間違いありません。

自分のチェック用だけでなく監査や調査の対応にも有効

このような「比較による検証」は、自分自身のチェック用だけでなく、会計監査や税務調査などを受けるための準備にも使える方法です。

前期比較だけでなく、例えば3期(当期、前期、前々期)で比較することができれば、変動が
・異常値なのか。
・もともと増減が多い科目なのか。
を判断しやすくなります。

もしもそれが間違いであれば、監査や調査前に何か手を打つことができることがあるかもしれません。

また、仮に間違いがなかったとしても、おそらくそのような目立つ項目は問い合わせの対象となるはずです。

あらかじめ自分が調べていれば、余裕を持って回答できますし、慌てて作業をしなくて済みますので、「比較」そのものがムダになることは決してないでしょう。

自分で作成した数値を客観的に見ることが苦手だったり、「異常値」であることに気付きにくい場合には、2期比較、3期比較、5期比較などをやってみることをおすすめします。

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【編集後記】

さすがにまだ忘年会という時期ではないと思いますが、気のせいか、夜遅めの時間の電車が混み始めてきたような気がします。
そんな混雑に巻き込まれないよう、早めに帰らないといけませんね。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

すし屋銀蔵

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