自分の中での理想の税理士像とは、「野球のキャッチャー」または「ゴルフのキャディさん」のような存在だと思っています。
キャッチャーの役割と必要な能力
野球ではキャッチャーは重要なポジションで、グランド上では監督の代わりと言われることもあるくらいです。
先月のWBCでは、ジャイアンツの小林選手が活躍して話題になったポジションです。
ちなみに、キャッチャーは、私が子供の頃には人気があるポジションではありませんでした。
ノムさん(野村克也さん)のID野球、ヤクルトで活躍した古田さんなどの影響により、かなり注目されて、子供達の間でも人気が高まったとも聞いています。
キャッチャーに必要な能力としてよく言われるのは、次のようなものです。
・気配り・・・いかにピッチャーに気持ちよく投げてもらうか。
・冷静さ・・・熱くなりがちなピッチャーと一緒に熱くならないよう、常に冷静に。
・判断力・・・試合の状況、味方/相手の状況に応じて、的確な判断ができないとダメ。
・観察力・・・的確な判断をするためにもしっかりと状況を観察することが必要。
・記憶力・・・試合前、試合中の味方/相手の状況を記憶して次に繋げることが必要。
このような感じで、キャッチャーの役割を一言で表すと
「勝利に向かって、冷静にピッチャーとチームを導く」
ということになるかと思います。
キャディの役割
ゴルフにおけるキャディさんの役割も大切です。
我々素人がプレーする場合、キャディさんに期待するのは
・ボールを拭く。
・ボールを探す。
・グリーン上でラインを読む。
くらいだったりします(すごく優秀なキャディさんもいますが)。
ところがプロゴルファーの場合、かなり事情が違います。
これらのことをこなすのは当然として、
「いかに選手が気持ちよくプレーに集中できる環境を作れるか。」
が大きな役割になっているようです。
「名選手には名キャディがいる」と言われていて、最近ではイ・ボミ選手とキャディの方が強い信頼関係で結ばれている、などと取り上げられたりしています。
いろいろな話しを聞く限り、求められる役割、能力というのは、前述したキャッチャーに求められるものとかなり近いのではないかと感じています。
理想の税理士像
自分が理想とする税理士は、「キャッチャー」や「キャディ」のような存在です。
(そうではない税理士像を理想としている方はたくさんいるのかもしれませんが!?)
「チームのエース」や「ゴルフのプレーヤー」が顧問先(社長)
であり、
サポートしながら勝利(会社の発展)に導くのが「キャッチャー」「キャディ」である税理士
といったイメージです。
むしろ、税理士に対してこのような機能を期待されていない場合には、一緒に仕事をしないほうが良いのかもしれません。
なおキャッチャーは「女房役」とも呼ばれるくらいで、そんなに簡単に信頼を勝ち取れるわけではありません。
税理士も同様に、「女房役」と認められるまで、日々の積み重ねで信頼関係を築くことが大切だと改めて認識しています。
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【編集後記】
絶好調のスタートをきったジャイアンツでしたが、大失速してしまいましたね。。。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
サントリー 特茶
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