税理士試験の勉強はどこまで頑張るか?「そこそこやるか」と「そこまでやるか」の大きな違い。『名将』鍛治舎監督の言葉から。

今年の税理士試験まで残り約1ヶ月となりました。

十分に勉強してきた人やこれからのラストスパートにかけようと考えている人など、いろいろかと思います。

残り1ヶ月というこの時期だからこそ、頑張るため、踏ん張るために使えそうな言葉を目にしました。

税理士試験まで残り1ヶ月

毎年8月に行われる税理士試験、今年の試験まで残り約1ヶ月となりました。

学生、社会人、勉強に専念している人など、受験生の立場はいろいろですし、今までの勉強の進捗状況も人それぞれでしょう。

順調に勉強が進んできた人も、これからのラストスパートにかけようと目論んでいる人も、残り1ヶ月となると、かなり気合いを入れて踏ん張れるのではないかと思います。

逆にこの時期に踏ん張れないと、いくら今までの勉強が順調だったとしても、本試験で良い結果が得られない可能性が高くなってしまいます。

で、このように本試験まで残り1ヶ月というカウントダウンが始まった時期だからこそ、意識してみると良いのではないかと感じる言葉を目にしました。

頭では普通に考えていたことでしたが、文字にしてみると「なるほど!」と感じる言葉です。

「そこそこやるか」と「そこまでやるか」の大きな違い

その言葉というのは、

人の生き方は2種類しかない。そこそこやるか、そこまでやるか!!だ

というものです。

この本のなかで紹介されています。

著者の鍛治舎さんとは

高校野球が好きな方なら知っている人も多いと思いますが、NHKの高校野球中継の解説を長く勤められた鍛治舎さんの書かれた本です。

鍛治舎さんは
・県立岐阜商業で甲子園出場
・早稲田大学野球部では中心選手として活躍して全日本代表にも選ばれる名選手
・プロ野球からの誘いをことわって松下電器(現・パナソニック)の野球部でプレー
・引退後も社員を続けて、松下電器の役員も務められた
という「スゴイ」方です。

正直、野球絡みで上に行かれたのかと勝手に思っていましたが、野球をやりながら、他の社員以上に仕事にも取り組まれ、その結果として役員までなられたということが、この本を読んで分かりました。

そしてNHKの解説者を辞めたあとには、熊本の秀岳館高校の監督に就任、短期間で甲子園に何度も導いた「名将」と言われている方です。

また、早稲田実業との練習試合では、9回ツーアウトランナー無しから清宮選手の前の打者を敬遠して、清宮選手の打席を実現させたことで話題になったこともありました。

そこまでやるか!!

その秀岳館高校が春の選抜大会出場がほぼ見えたとき、鍛治舎さんが選手達に言ったのが、次のような趣旨の言葉だったようです。

・人の生き方は2種類しかない。
・そこそこやるか、そこまでやるか!!だ。
・そこそこやる人にもそれなりの成果が訪れる。
・ただし日本一の栄冠は、そこまでやるかというところまで道を究めた人にしか訪れない。

そして、選抜までの4ヶ月間、正月休みも返上して一生懸命練習に励み、かなり過酷な時間を過ごしたようです(そんな指導者のもと、そんな時間を過ごせる高校生も幸せですね。)。

「そこまでやるか、というところまでやり切った人には、より輝かしい栄光が待っている。」
という言葉でこの章が締められています。

この言葉はスポーツに限らず、どんな世界にも当てはまる言葉だと感じています。

税理士試験の勉強でも

この言葉は、税理士試験の勉強にも当てはまるものだと思います。

いくら勉強が好きだとしても、受かるかどうかわからない試験の勉強を続けるのは精神的にしんどいものです。

「そこそこ」の勉強で、「そこそこ」の成績は取れる可能性もあります。

ただ、本番では「そこそこ」で良いと妥協してきた人はなかなか受からないのではないでしょうか。

「そこまでやるか!!」というくらい勉強して、やっと受かるかどうかの土俵に上がれるのかなと。。。

私自身のことを振り返ってみてもそうでした。

勉強が順調で模擬試験の出来も良かったりすると、「そこそこ」の勉強でもいけるだろうと油断してしまい不合格。

ちょっと厳しいかもと感じながら、諦めずに最後まで「そこまでやるか!!」というくらい頑張れたときは合格。

いつも頑張っていたつもりではありますが、振り返ってみるとこんな傾向はあったように感じています。

目標があるなら「そこまでやるか!!」を基準にしてみる

仕事でも勉強でも「そこそこでいい」「それなりでいい」という考えであれば、今回の言葉はそれほど響かないかもしれません。

好みの問題もあるので、その考え方を否定するつもりも全くありません。

ただ、はっきりと実現したい目標があるのなら、
・「そこまでやるか!!」というレベルを自分なりの基準と考えること
・「そこまでやるか!!」というレベルまでやってみること
が大切だと改めて実感しています。

やり切ったからこそ見えてくるものもあるのかなと。

税理士試験受験生の方は、泣いても笑っても残り1ヶ月。

将来の目標のためにも、「そこまでやるか!!」というくらいまで自分を追い込んで頑張ってみてはいかがでしょうか。


【編集後記】

自宅近くに千葉ロッテマリーンズの2軍球場があるのですが、昨日、その近くにあるスーパーでサイン用の色紙が売っていました。
なんだろうか?と思ったら、昨日は2軍の試合が行われていたらしく、サインをもらいたいファンに向けて販売しているようでした。
雨が降り始めると傘を売り場に出すことはよくあると思いますが、試合があるときに色紙を売るというのも、球場近くのスーパーならではということで面白いですね。

【昨日の1日1新】

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