「“お前”もダメ」?だんだん面倒な世の中に!?そろそろ「過ぎたるは猶及ばざるが如し」を意識し始めることも必要では。。。

中日ドラゴンズが、「お前」というフレーズが入っている応援歌(サウスポー)を自粛するのだとか。
あまりやり過ぎるのもね・・・なんて思ってしまいますが、どうなんでしょうか。

「お前」という表現がNG

インタネットニュースを見ていたら、

・中日ドラゴンズの応援団が応援歌「サウスポー」を当面自粛する
・理由は、球団側から「不適切なフレーズがある」との指摘があったため
・不適切なフレーズとは「お前」という文言

という記事がありました。

ドラゴンズの応援には興味があまりないので、よく知りませんでしたが、応援歌である「サウスポー」の歌詞は、次のようなものだったようです。

みなぎる闘志を奮い立て
お前が打たなきゃ誰が打つ
今 勝利を掴め

この「お前」に対して

子どもも観戦する中で選手を「お前」と呼ぶべきではない

という意見があったのだとか。

応援団としては、この応援歌「サウスポー」を無くすのではなく、歌詞の変更を検討しているようです。

「お前」ではなく、何だったら良いのでしょうかね。
・あなた
・YOU
・貴君
・貴殿
・おたく
・そちら
・〇〇さん
・〇〇選手

やっぱり「YOU」でしょうかね。。

そもそも、子ども(当然大人も)が、選手のことを苗字で呼び捨てにするのが標準になっています。

面と向かえば、ちゃんと「さん」は付けるでしょうが。

それはそれでどうなんでしょうかね。

面と向かって相手に「お前」と言う
のと、
応援のフレーズとして「お前」という表現を使う
のとでは、意味合いが違う気もするのですが、難しいところですね。

言葉に限らず各種ハラスメントや会社でのNGもやや「やり過ぎ感」があるような?

この種の
・気をつけなければいけないこと
・注意が必要になること
というのが、ものすごく増えている気がします。

最近でもいろいろと話題になる「〇〇ハラスメント」も、気をつけなければいけません。

ニュースや新聞記事などで見ると、
それはひどいハラスメントだよね・・・
というものが多かったりもします。

ハラスメントを受けた側からすると、「主張して当然」でしょう。

ただし、一方では

なんでもかんでもハラスメントなの??

と感じることがないわけではありません。

例えば、会社において、上司や経営者が「注意すること」「指導すること」は当然、必要なことです。

そんな場面においては
人前で叱責するのは避けるべき。ひどくなるとパワハラだ。
という論調もあります。

これについては、文脈次第ではあるものの、必ずしも「絶対にNG」ではないはずだと考えています。

良くも悪くも、
嫌な思いをしたくないからこそ補正することができる。
というのが、多くの人に共通した感覚ではないでしょうか。

逆に、なんのプレッシャーもなければ、
・言われても聞かない
・改善しない
・結果として、会社にとっても本人にとってもマイナスばかり
ということにもなりかねません。

当然、「言い方」「やり方」には気をつかう必要がありますし、きちんとした指示や指導もできないのに、「叱責するだけ」ではパワハラと言われても仕方ないのでしょうが。。

また、スポーツの世界でも厳しい指導が出来なくなってきていると聞きます。

体罰は論外としても、多少なりとも厳しい指導が

「限界を超えるためのあと一歩を踏み出す」原動力となる。

ことは間違いないと思うのですが。

「過ぎたるは猶及ばざるが如し」

前述のように、なんでもかんでも「ハラスメント」とか「厳し過ぎる」で片付けようとすると、やはり弊害は出てくるでしょう。

理論・理屈もなく、「ただ厳しいだけ」というのが問題なのであり、理にかなった指導に基づく「厳しさ」までが否定されるべきではないと思っています。

過ぎたるは猶及ばざるが如し。
わざわざ書くまでもなく、みんなが頭では分かっていることでしょう。

ですが、あえてこの言葉を意識することで、

・思考停止のように、「〇〇はダメ」というNGだらけの考え方
・昨今の「やり過ぎ」を批判しまくる文化

を見直していく必要があるのではないかと、改めて感じています。

【まとめ】
・ハラスメントは絶対にNG
・ただし、なんでもかんでもNGには「やり過ぎ感」もある
・「理」があるかどうかが1つの大きなポイントになる


【編集後記】

昨日はゴルフが雨で中止となってしまったため、終日、とある勉強会に参加してきました。
朝10時から夜9時半過ぎまでみっちりと、よい刺激を注入されてきました。
 
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

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とある勉強会


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