サラリーマンの税理士試験受験生〜試験に合格したあとは能動的に〜

今日は税理士試験の発表日でした。
全5科目の試験が終わって官報に載った方は、かなりホッとしていることと思います。

合格後の方向性

サラリーマン、特に一般企業勤務の場合、税理士試験に合格したあとの方向性については、かなりバラツキがあると思います。

・そのまま勤めている企業に勤務し続ける。
・資格を武器にして別の一般企業に転職する。
・税理士法人、会計事務所に転職する。
・すぐに独立する。

税理士法人/会計事務所勤務の人も大きくは変わらないかもしれませんが、一般企業勤務の人と比べると、「独立」を視野に入れた選択をする割合が大きいのではないかと思います。

試験勉強中から「合格後はこうする!」と明確に決めているのであれば、どのような道であれ、それに向かって突き進めば良いでしょう。

試験合格後はホッとしつつも今後のことを考える

・合格後にどうするか明確に決めていない。
・方向性は決めているが時期などは決めていない。
・いざ合格してみると、自分が決めた方向性に進んでいいのか迷いが出てきている。

企業勤務のサラリーマンでスキルアップを目的に税理士試験に取り組んでいた場合、このような感覚になる人も多いのではないでしょうか。

このような場合には、合格の余韻に浸りつつ、少しずつでも将来のことを考える時間を作るようにしたら良いのではないかと思います。

私が合格したとき、報告をした先輩税理士の方から言われたのが
「年内いっぱいは喜びに浸ってもいいが、将来のこともボンヤリと考え始めたら?」
というものでした(時期を除いて方向性は決めていました)。

とは言いつつも、安堵感、解放感、脱力感やらで、ダラダラと過ごしてしまっていたような気もしますが・・・

合格後は能動的に

どのような方向性に進むとしても、合格後は能動的に動かなければなりません

受験生時代は専門学校に通っていれば、勉強方法、受験情報、願書の入手まで、至れり尽くせりで用意されていました。
試験の申し込みに行くことさえ忘れなければ、そのまま本試験まで繋がっていきます。

ところが試験合格後は、「何をするにも動くのは自分から」になります。

会計事務所勤務の場合(経験がないので友人知人から聞いたところでは)、試験に合格すると
・今後どうするのか。
・税理士登録するのか。
などが話題になることも多く、自然と意識することになるようです。

ところが一般企業の場合、会社や周囲としては、そのまま会社員で残ることが大前提です。
「おめでとう」という言葉や雰囲気はあっても、基本的にそこまででしょう。

少なくとも「税理士登録にはどのような手続きが必要か」なんてことを教えてくれる相手がいない場合がほとんどではないかと思います。

恥ずかしながら私自身も「もしかしたら登録書類は勝手に送られてくるのかな?」なんて思っていたくらいで。

いろいろな人に話しを聞いたり、情報を入手するにも、待っているだけでは始まりません。
自分から動いて取りに行かなければいけません。

「現状維持でOK」と決めている人以外は、「能動的に」ということを意識してこれからの時間を使っていくと良いのではないでしょうか。

サラリーマン税理士として税理士登録した理由
現在は会社員として一般企業に勤務しながら、「自宅開業」という区分で税理士登録をしています(追記:現在は一般企業を退職し、独立しています)。 ...

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【編集後記】

映画「海賊とよばれた男」を見てきました。
百田尚樹さん原作で、出光興産の創業者 出光佐三さんをモデルにした映画です。
いろいろと感じることもあり、近々原作を読んでみるつもりです。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

自宅近くのヤマダ電機までジョギング

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