使わない資料を作るために時間をかけ過ぎていないか?ムダに気づくことができなければ大きなロス!

ムダな資料、使わない資料を作成することにものすごく時間を取られているんじゃない?と感じることがあります。

使わない資料・ムダな資料を作っていない?作らせていない??

会社員時代、
使わない資料、ムダな資料を作っているんじゃない?
と感じることが結構多くありました。

独立してからは、自分自身で作ることはなくなりました(と自分では思っています)が、相変わらずそのような光景を見かけることがあります。

しかも、使わない資料を作っているだけならまだしも、その資料を作るためにものすごくたくさんの時間をかけているなど、ムダが2倍(?)になっているなんてことも。

経営者であれば、自分自身がそんなムダな時間を使うことはないでしょう。

ただし、
・周囲にそのようなことをさせていないか?(作らせていないか?)
あるいは
・周囲が気づかってそのようなことをしていないか?(作っていないか?)
という目で一度、周囲を見渡してみる価値はあるのではないでしょうか。

使わない資料・ムダな資料とは?

使わない資料・ムダな資料を作ることなんて、馬鹿馬鹿しいことがあるはずがない。
と考えている人もいるかもしれませんが、実際には結構多いのではないかと思っています。

・あるときに要請されて作り始めた資料で、その役目は終えた(誰も必要としていない)のに、過去からの流れでそのまま作り続けている資料
・資料を作るためだけに使う資料
・内容が確認できればよいだけなのに必要以上に作り込んでいる資料
・手元資料として置いておくだけなのに、図やグラフが駆使されている資料
・及第点が取れればよい資料なのに120点を目指して作成している資料
などなど。

ちょっと抽象的で分かりにくいかもしれませんが、担当者が頑張って(!?)作ってきた資料のなかには、上記のいずれかに該当するようなものが、結構含まれていたりするのではないでしょうか。

過去に「〇〇君の作る資料は分かりやすいね!」なんて褒めてしまったことがある場合、その〇〇君が頑張ってそれを続けようとしてしまうのは、ある意味、仕方ないことなのかもしれませんが!?

ムダに気づくことができなければ大きなロス!

もしもこのような「資料作成のムダ」に気づくことができなければ、会社にとっても、経営者にとっても、担当者にとっても大きなロスとなってしまいます。

会社にとっては、担当者がムダな業務をしていることに対して給料(場合によっては残業代も)を払うことになるわけですから、ロスです(経済的ロス)。

担当者にとっても、本来であれば必要ではない業務に時間を取られるわけですから、いくら給料がもらえるとしてもロスでしょう(時間的ロス)。
さらに、自分が資料を作るのにかけた時間と、その資料が使われた効果・時間を検証してみるとがっかりすることもあるのではないかと(精神的ロス)。

で、このように、会社にとっても担当者にとっても「大きなロス」であること自体が、経営者にとってのロスであると言えるのではないでしょうか。

ムダに気づくために最低限考えたいこと

このような「ムダ」に気づくためには、
資料作成のゴール(目的、精度、情報密度など)がどこか?
をまずは考えることが必要です。

・見せるための資料なのか?
・手元資料なのか?
・必要な情報が分かりさえすればよいのか?
・どれくらいの精度が必要なのか?
によっても変わってきます。

このあたりの強弱なしに、「資料を作る」「資料を作らせる」ことにしてしまうと、すべての項目で100点、120点を追い求めることになり、結果として内容・ボリュームの点で過剰品質なんてことにもなりかねません。

あくまでも「なにがどの程度必要なのか?」のゴール次第ということになります。

資料作成を依頼する場合、このあたりのことを踏まえて「ムダ」のないような指示をする必要があると考えています。

「そんなの当たり前すぎる」と思われるかもしれません。

ただ、作成する側でも作成してもらう側でも「ムダ」だと気づけていない場合、これらのことを「当たり前」と思っていながらも、実は気づいていない(分かっていない)ということも結構あるはずです。

たとえば「そうはいってもこれは必要だから」なんて言う場合、その「そうはいっても」こそがムダの元凶である可能性もありますので注意が必要です。


【編集後記】

ここ最近、自分自身のビジョン・ミッションを振り返りつつ、日々の行動がどこに向かっているのか、改めて見つめ直しています。
ズレが大きくなってきているので、早めに動かないといけないかなと思っています。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

神田洞門でランチ


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