ゴルフで笑顔を続けることの難しさ。渋野日向子選手を見て感じること。「見られている」のはゴルフも会社も同じ!?

全英女子オープンで優勝した渋野日向子選手のフィーバーがおさまりません。
改めて、ゴルフをプレーしながら「笑顔」を続けることの難しさと大切さを考えてみました。

笑顔を続けてメジャー優勝

日本中で知らない人はいないのでは?と思われるくらい、一気に有名になった女子プロゴルファーの渋野日向子選手。

プロになってから1年、20歳の若さで、「全英女子オープン」という世界的に大きな大会で優勝しました。

寝不足になりながら、深夜、テレビの前で応援していたゴルフファンも多かったのではないでしょうか。

この渋野選手の代名詞となっているのが「笑顔」です。
外国の記者から「スマイリング・シンデレラ」と名付けられたことも話題になっていますね。

今回の全英オープンでは、日に日に渋野選手の組に付いて回るギャラリー、ファンが増えていったようです。

日本でプレーしているときも「笑顔」への注目はありましたが、
世界的な大会で優勝した選手が「ラウンド中に見せ続けた笑顔」だからこそ、
海外へのインパクトも大きなものだったのでしょう。

帰国してからの記者会見でも、疲れているだろうに「笑顔」を続けてるのも大変だろうな・・・などと感じつつ、やはり惹きこまれてしまいますね。

笑顔を続けるのが難しいのは「自分との戦い」だから!?

渋野選手の笑顔が海外でも話題になるのは、それだけ笑顔でプレーする選手が少ないことの裏返しです。

テレビ中継を見ていても、選手が笑顔で会話しているシーンは映ります。
ただ、ポーカーフェイスでプレーに集中している顔のほうが多いですし、優勝争いをしている終盤になるとなおさらです。

「プロだから!」という見方もあるでしょうが、たとえ一般ゴルファーでも、真剣にゴルフをやっている人ほど、「笑顔」を続けることは難しいと思います。

エンジョイゴルフで朝からお酒を飲みながら、ワイワイ!!
というゴルフなら別ですが。

で、ラウンド中に笑顔でいることが難しいのは、
ゴルフが「自分との戦い」だから!
だと感じています(もちろん、単なるゴルフ好きの一ゴルファーの感覚!?)。

相手がいるスポーツだと、相手との力関係、相性、状態など、様々な条件次第で結果が左右されます。

たとえば、野球で150kmのボールを投げるピッチャーとの対戦であれば、
打てなくも仕方ないか・・・となるでしょう。

甲子園出場の常連校との試合でコールド負けしてしまっても、
相手が悪かった・・・と諦めることができるかもしれません。

もう笑うしかない・・・ということもあるでしょう。

一方、ゴルフの場合、天候やコースコンディションなどの環境面の問題はあれど、基本的には「自分次第」ということになります。

プレー中の失敗である
・ミスショット
・判断ミス
なども、同伴者や他人のせいではなく、すべて自分の責任です。

失敗しても「自分の責任」、つまり「自分との戦い」だからこそ、
ミスしたときにも自分自身のことを責めてしまい、
結果として笑顔ではいられなくなる、ということがあるのではないかと。

・なぜ、たくさん練習してきたのに、こんなミスをしてしまったのだろう。
・なぜ、ここで無理をして難しいクラブを選択してしまったのだろう。

そんな風に自分を責めてしまいがちです。

果たしてそんな精神状態のときに笑顔でいられるか??

単なるゴルフ好きの素人ゴルファーですらそんなことを感じるのに、
「プロゴルファーが試合中に笑顔を見せられる」
というのは本当にすごいことなのだと思っています。

「見られている」は一般ゴルファーも同じ!さらには会社の中でも!!

記者会見で、笑顔でプレーする理由について聞かれたとき、渋野選手は

プロゴルファーはギャラリーにプレーを見られている(見せる競技)。
楽しんでもらうには、自分が心の底から楽しまないと周りも楽しくない。

という趣旨の回答をされていました。

ご本人によると、以前は喜怒哀楽が激しい性格だったようですが、
ご両親やコーチなどのアドバイスもあったのでしょう、
このようなことを考え、実践できているのは素晴らしいですね。

で、この会見の様子などを見ながら、プロゴルファーに限らず、
一般ゴルファーでも、あるいはゴルフ以外の会社などでも、
「見られている」という感覚を忘れてはいけないのだと改めて感じました。

一般ゴルファーでも、同伴者やキャディさんと一緒に半日を過ごすわけですから、いつも笑顔でプレーしていたほうが周囲も楽しくなります。

結果としてそれが自分にも返ってきて、自分も楽しく過ごすことができるでしょう(ゴルフのスコアへの満足感は別として)。

会社でも、例えば経営者など立場が上になればなるほど、周囲の社員、部下はその人の様子を見ています。

いつも笑顔、あるいは少なくとも楽しそうにしているか?
いつも怒っている、あるいはつまらなそうにしているか?
では、周りの見る目も違いますし、場の雰囲気も変わるでしょう。

一般ゴルファーにとってのラウンドや会社は「見せるための場所」ではないとしても、

「場の雰囲気づくり」

は大切ですし、自分にも跳ね返ってくるものです。

渋野選手の何分の一かでも、笑顔を意識してみると何かが変わり始めるかもしれませんね。
(いかついおじさんが急に笑顔になってもコワイですが!?)


【編集後記】

ここ数日、いままで見ることができずに溜まっていた動画セミナーなどを消化しています。
購入後、勝手に期待値を上げ過ぎていてガッカリするものや、その逆もあったりで・・・
そのときどきで興味の種類も大きさも変わるので、やはりすぐに見ないとダメですね。

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