平凡こそ最も確かであり、効果的であり間違いのない法。本多静六さんの言葉。

最前の途は平凡にある。
頭では分かっていても、ついついおろそかにしてしまうのが、
この「平凡」ではないでしょうか。

最前の途は平凡にある。本多静六さんの書籍より。

本多静六さんの「私の生活流儀」という書籍を読んでいて、改めて

やっぱりそうだよね・・・
と考えさせられる言葉に触れました。

それは次の言葉です。

何事にも、最善の途は平凡にあるのであって、平凡こそ最も確かであり、効果的であり間違いのない法である。

これは、本多流の「致富奥義」が紹介されているページに書かれています。

第一に、常に、収入の四分の一を天引き貯金すること。

第二に、いくらか貯まったところで、巧みに投資に回すこと。

第三に、ムリをしないで最善を尽くし、辛抱強く時節の到来を待つこと。

これらが本多流の致富奥義であると紹介しつつ、

これらを「ハハンと片付けてしまう人」には金持ちにも財産家にもなる資格はない。

と断言されていて、そこに補足されているのが上述の「平凡」に関する文章です。

確かに、「奥義」とはいえ、字面だけ見ると誰でも「そうだよね」と感じる内容ですし、
「ハハン」と感じて終わり
という人もいるかもしれませんが、それではダメだよ!ということですね。

正攻法を馬鹿にしては戦いにも破れる。致富、金儲けの途もやはり同じこと・・・

とコメントされていますが、これは金儲けに限らず、あらゆることに当てはまりますね。

・平凡なこと
・基本的なこと
・基礎的なこと
・当たり前のこと
・反復、繰り返し
など、ついついおろそかにしてしまいがちですが、

そこを怠らずにしっかりやっているか?
が成否の大きな分かれ道になっていること、かなり多いのではないでしょうか。

ちなみにこの本、アマゾンの読み放題サービス「Kindle Unlimited」に入っていると、
無料で読むことができます。

頭では分かっているし、事例も持っている!?

平凡なことが大切というのは、多くの人が「頭」では分かっていることだと思います。

それぞれいろいろな事例も持っているはずですし。

たとえば、イチローさんが現役時代、毎日同じルーティンを続けていたというのは有名な話しです。

・毎日同じことを繰り返すということ。
・また、そのような「繰り返しが大切」という考え方。
というのは、ある意味では「平凡」と言えるかもしれません。

もっと身近なところでは、
子供の頃に勉強ができる子は、一部を除いて毎日一定量の勉強をしていたでしょうし、

虫歯がない子は、毎食後にしっかりと歯磨きをしていたでしょうし、

会社でも、知識がある人は日々の読書や情報収集を怠らなかった人でしょう。

業務終了後に勉強を積み重ねてMBAに挑戦した人もいれば、
資格取得のために時間を割いた人もいるでしょう。

以前、ちょこちょこと風邪をひく人に、
「自分は最近風邪をひかなくなったよ」
と伝えたことがあります。

受験生(お互い税理士試験の勉強中)にとって、風邪による勉強の遅れは避けたいので、
「えっ、どんな方法で?」
と聞かれました。

で、
「朝と昼、会社のトイレに常備されているうがい薬でのうがいと石鹸による手洗い」
と答えました。

当たり前すぎることですし、これぞまさに「平凡」です。

で、その人の反応は
そうですか、なんだか随分普通ですね・・・
でした。

その当たり前のことすらしていないから、風邪をひくんじゃないの!!
なんて思ったことを思い出します。

このような話を聞いた誰もが、

日々の地味な積み重ね(平凡なこと)が大切
ということは頭の中では分かっていたはずです。

それなのに実際には
やった人とやらなかった人との間で差がついている
という現実があります。

その理由は何なのでしょうか。。

分かっていてもやらない理由。本気になっていない??

「平凡」こそが大切であるということ。
頭では分かっていても、「実際にやらない」「できない」のはなぜでしょうか??

これは「自戒を込めて」になりますが、この「平凡」を大切にできないのは

本気ではないから!!

というのが一番大きな理由だと考えています。

「平凡」の重要性を理解できない人は

「平凡なこと」だけでは自分が思う結果が得られない!
「平凡なこと」だけでは足りない!
と考えているのではないでしょうか。

あるいは
なんだ、そんなこと??
など、「平凡なこと」を甘く見てしまっているのかもしれません。

ただ、実際には上述のように
「平凡」なことをあえて繰り返すことで、偉大な実績を残した人がたくさんいる。
わけです。

このように考えると

「平凡がダメ」なわけではなく、
「平凡なことをやり続けることができない。」のが問題ということになりますね。

目標を達成したいという思いが「本気」であれば、
平凡なことを平凡なこととしてだけ捉えるのではなく、

平凡なことをやり続けることこそが大切であり、成功のために欠かせないもの

であるということをしっかりと認識する必要があるのではないでしょうか。

もしも「平凡」なことに燃えてこないとすれば、「本気度」が足りないのかもしれませんね。


【編集後記】

九州への帰省がてら、愛媛県(松山、道後温泉など)に初上陸(?)してきました。
正岡子規、夏目漱石など、いままでなんとなく気になっていたこと、人のことを知るよい機会となりました。
ちなみに、これで訪問したことがない都道府県が1つ減って、残りが5県(青森、秋田、岩手、山形、高知)、いつクリアできることやら。。。

【休暇中の1日1新】

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