十人十色の「ひとり税理士」という生き方。執筆しながら改めて生き方を振り返りました。

「いろいろな生き方をしている税理士がいてもいいよね!」って本を書きました。

『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』という本で、「ひとり税理士」として活動している税理士10人のうちの一人として執筆の機会をいただきました。

そもそも「ひとり税理士」って?

「ひとり税理士」というのは

・税理士として独立している
・税理士本人が「ひとり」で活動している
・職員を採用したり、顧問先をがんがん増やしていくような規模の拡大をめざしていない

というようなタイプの税理士です(と自分では考えています)。

「税理士として独立したからには、ガンガンお客さんを増やして事務所を大きくしよう!」
というほうが分かりやすいですし、多くの人にとっては理解できるかもしれません。

その意味では「ひとり税理士」というのは、まだまだ少数派とも言えます。

ただ、そのほうが自分自身に合っていると考えて、そのスタイルを楽しんでいる税理士の方々もたくさんいます。

私自身もそうですし、他の9人の方々も、そんな「ひとり税理士」というスタイルを好んで選んでいるということになるかと思います。

まさに十人十色。いろいろな方に参考にしていただければ。

書籍は『十人十色の「ひとり税理士」という生き方(大蔵財務協会)』というタイトルです。
Amazonでは2018年5月30日発売予定、書店でもその前後らしいです。

内容は次のテーマについて、個人ごとに書いています。

・プロフィール
・なぜひとりを選んだか
・ひとり税理士を実際にやってみて感じた苦悩や不安
・ひとり税理士を実際にやってみて失敗したこと
・ひとり税理士を実際にやってみて成功したこと
・ひとり税理士を実際にやってみて感じたメリット
・どういう生き方をしているか
・独立を考えている方へのメッセージ
・税理士受験生へのメッセージ

いろいろなバックグラウンドを持つ10人が、いろいろな考え方を書いています。
(私自身、内容を引っ張られないようにするため、他の9人の方の文章は本が完成してから初めて読みました。)

ですので
・税理士を目指している人
・税理士を目指そうか悩んでいる人
・税理士資格を取ったものの、独立するかどうか悩んでいる人
・一般企業に勤務しながら資格を取り、今後どうするかを悩んでいる人
などなど、いろいろな方に参考になる内容になっているのではないかと思います(宣伝くさい??)。

誰かを真似るもよし、反面教師にするもよし、それぞれの良さそうなところをつまみ食いするもよし、です。

自分自身がこれからどのように生きていきたいのか、価値観を確認するキッカケにしてもらえたら嬉しいです。

ちなみに、「生き方」ですので、税理士に限らず士業系の方、フリーランスで仕事をやっていこうという方にも参考になる部分はあると思います。

「ひとり税理士」のきっかけは?

ちなみに「ひとり税理士」に魅力を感じることになったきっかけは、税理士の井ノ上陽一さんとの出会いです(今回の本の企画、監修をされています)。

井ノ上さんのブログやメルマガ(税理士進化論)は以前から読んでいました。

井ノ上さんのブログ
https://www.ex-it-blog.com/

そして3年前、運命を変える(!?)本と出会いました。

「こういうのもありだ!」と感じるきっかけとなる本で、この本との出会いがなければ、もしかすると会社員を続けていたかもしれません。。。

この本を読んだあと、
・税理士会の支部セミナーで井ノ上さんにご挨拶
・ブログセミナー参加&ブログ開始
・ブログを書くことで自分の考えを整理することができて、初志貫徹で独立
といった流れで、現在に至っています。

「ひとり税理士」を選んでいても「人が嫌い」なわけではありません!

なお、「ひとり税理士」という道を選んでいるからといって、
・自分さえ良ければそれでOK
・他人との関わりが面倒
・自分勝手、気ままに働きたいだけ
というわけでは決してありませんので、念のため。。。

顧問先や横の関係などを含めて、「人と人のつながり」を無視したら、仕事をうまく進めることはできないはずです。

所長=>職員、社長=>社員という関係性ではなく、「ひとり」だからこそ、むしろ周囲との人間関係が大切になってくるのではないかと感じています。

あくまでも
・仕事への考え方やライフスタイルは人それぞれ
・とにかく拡大だけを優先するわけではない
・結果として、「ひとり税理士」という生き方を選んでいる
ということになるのだと考えています。

資本主義社会の中では、成長していくことは必要です。

ただし、いつまでも/どこまでも成長し続けることは不可能です。

だからこそ
・自分自身が確実に成長しながら
・しっかりと顧問先をサポートする
ということを最優先に考えながらも、どんなスタイルが自分に合っているのかを常に考えておくことが必要なのではないかと考えています。

*しつこいですが、2018年5月30日発売予定です。。。


【編集後記】

ここのところ、出たいと思っていたセミナーに出られないことが連続して発生しています(ロボットセミナー、税務セミナーなど)。
自分自身のスケジュール確定のタイミングをもう少し早めなければいけないかもしれません。

【昨日の1日1新】

*「1日1新」とは→詳細はこちら

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