転職時に必要とされる経理部門での職務経験〜年齢に応じたキャリアがない場合

最近ちょこちょこ見かける某人材採用サイトで、登録している人材情報を検索する機会がありました。

そのサイトでは、転職を希望する人は自分の職務経歴等を入力しています。
一方で採用しようとする企業側はそれらの登録された情報から、自社が求める人材を探すことになります。

個人としてとりあえず登録しておくだけでも大丈夫なようで、すぐに転職しようと考えている人とそうでない人との温度差もあり、情報量(力の入れ具合)もまちまちだったりします。

経理部門で考えられる仕事内容

経理部門経験者が職務経歴として書けることといえば、ざっとこんな感じでしょうか。
・仕訳、伝票入力
・出納業務(現金等の出し入れ)
・売掛金(回収)/買掛金(支払)管理
・在庫/固定資産管理
・決算業務(月次、四半期、中間、年次)
・税務関係(法人税、消費税)
・資金繰り
・その他(マネジメント経験等)

海外との取引が多い会社であれば「輸入/輸出関連業務」もあるでしょうし、上場会社であれば、決算業務のなかには「決算短信」「有価証券報告書」などの開示業務も含まれます。

また、海外に関係会社などがあれば、最近なにかと話題の国際税務(移転価格税制、タックスヘイブン税制など、詳細は改めて。)についても重要性が日に日に増してきています。

また実際に行っている業務となると
・会社の規模
・業界
・自分自身のポジション
などによって大きく異なります。

職務経歴書などにはいろいろと担当してきた業務を書いたとしても、会社や経験年数、ポジション等によって、ある程度全般をこなしてきたのか、部分的に一担当 者として関わってきたのかはなんとなく分かります。

実際に求められる職務経験や専門性はいろいろ

ではどのような職務経験が評価されるのでしょうか。

企業側が採用を考える場合
・ある特定の業務を即戦力として任せられる人材を探している。
・業務は特定せず、人材補充としてある年代やスペックの人材を探している。
というケースに分かれると思います。

前者は専門性(職務経験による裏付け)が無ければ話になりません。
通常の経理業務を考えると、その「専門性」は比較的わかりやすい基準が設定できそうです。

一方で後者の場合、職務経験も大切ですが、もう少し幅広く
・いままでやってきたこと、これからやりたいことに一貫性があるか。
・入社して貢献してもらえそうか、組織にフィットできるか。
といった判断もそれなりに大きな割合を占めることになります。

それだけに求人側企業によってその基準も異なることになります。
個人、会社側とも「たまたまタイミングがうまく合った」というような運や縁もあるのではないでしょうか。

足りないと感じる場合に最低限考えること

応募したい求人案件に対して、自分の職務経験等が少し足りないと思うケースがあるかもしれません。

専門性を重視するような職種であれば少し厳しいかもしれません。
(年齢やその他の条件次第で一概には言えませんが。)

そのような求人案件ではない場合、何がアピールポイントになるでしょうか。

・自分が何を志向しているか。
・そのためにいままで何をしてきたか。
・これから何をしていきたいか。
これらのことが明確になっていることが最低限の条件ではないかと考えています。

当たり前のようですが、実際にいろいろな職務経歴書等を見てみると、ここがしっかりと分からない(触れられていない、補足されていない)ことが多い気がします。

これから転職活動をする方、すでに活動をしているがうまくいっていないという方、そのあたりがきちんと整理できているか、見直してみてはいかがでしょうか。

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【編集後記】

四半期決算がようやく一段落しつつあります。
出られなかった勉強会がいくつかありますので、これから取り戻していくつもりです。

【昨日の1日1新】
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