経営者(会社)と従業員のほどよい距離感と関係性

経営者(会社)と従業員の関係性。
なかなか難しくて悩ましい問題ではありますが、関係性を長続きさせるには「ほどよい距離感」が大切だと考えています。

会社への不満は会社に期待しているから

ここ最近、会社と従業員との関係性や距離感について考えることがありました。

会社員として働いていると、会社に対していろいろな感情が湧いてきます。

・会社の好きなところ
・会社の嫌いなところ
・職場の〇〇が良い
・職場の〇〇が悪い
などなど。

会社に対して、職場に対して、仕事に対して、なんらかの「批判的な目」を持つことは大切だとは思います。

問題意識を持つことにつながりますので。

また、どのような会社や職場であれ、まったく不満がない組織というのは存在しないのではないかと思います。

そして、その「不満」は相手に期待するからこその「不満」なのだと感じています。

離れてみて初めて感じる距離感

このようなことを感じるきっかけは、会社員を辞めて独立したことです。

会社・組織に対しては、「もっとこうしたら良いのに」という思いなど、会社員時代には不満に感じることもありました。

ところが今は、同じようなことを見聞きしても、少なくとも不満に感じることはありません。
「もっとこうしたら良いのに」という思いは、第三者の立場からはありますが。

自分が当事者(社員)でなくなったということ、会社とほどよい距離感ができたということがそうさせているわけです。

そしてふと感じたのが、会社員でも経営者側でも、このような距離感を保つことができれば意外とストレスのない、良い関係性を築くことができるではないかということでした。

会社との距離感:従業員目線から

従業員の立場から会社を見た場合、時代・世代によって、また個人によっても、感じ方はいろいろではないかと思います。

昔であれば
・会社に雇っていただいている。
・恩返ししなければ。
・多少の理不尽なことには耐えるのが当たり前。
という感覚を持った人が多かったのではないかと思います。

ところがいま、このような感覚を持っている人がどれくらいいるでしょうか。

世代で一括りにすることはできませんが、少なくとも昔と比べれば、このような感覚を持っている人は少ないのではないかなと。

むしろ

・状況次第で転職もOK
・会社は自分がやりたい仕事をやる場所
・決められたルール内で仕事をしていれば必要以上に我慢する必要はない
・自分の労働の対価として適正な給料をもらう(のは当然)

という感覚の人が増えてきているのは間違いないでしょう。

従業員との距離感:会社側(経営者)目線から

会社側では、従業員の感覚がこのように変わってきていることをしっかりと認識しておく必要があります。

「会社にどっぷり」というような距離感を従業員も求めてしまうと、おそらく感覚のギャップにお互いに苦しむことになるのではないでしょうか。

従業員は自分のもの(経営者>従業員)という感覚の経営者は、いまどきあまりいないかもしれませんが、以前、「うちの社員」という表現が「けしからん」という意見を聞いたことがあります。

これが「従業員が自分のもの」という意味に聞こえる、というような理由だったかと。

私としては「うちで働いている社員」「うちで働いてくれている社員」という意味に取れるから、問題ないとは思います。

ただ、もしも「自分のもの」という感覚がどこなにあるのであれば、少し見直してみたほうがよいのではないでしょうか。

関係性を維持するための「ほどよい距離感」

このようなことを書きつつ、やっぱり個人的には、経営者(会社)と従業員は一体となって、あるいは近い距離感・感覚で一緒に仕事をすることが理想だとは感じています。

ただ、経営者がそのような感覚や経営者目線を当たり前の前提として相手に求めることは難しいのかなと。

スタートは「ほどよい距離感」で、その後はある程度の関係性を維持しつつ、相手を見ながらその距離感を縮めていくようなことを考えなければならないのかもしれません。

経営者からすると、そのように距離感が近い人とでなければ、
・信頼関係も築けず
・大切な役割を任せることも難しい
でしょうから、距離感を1つの目安と考えるのが良いのではないかと考えています。


【編集後記】

昨日のゴルフでは、花粉症対策としてワセリンを鼻の周りに塗ってみました。
確かに効果があったような気もしますが、もう少し試してみないと分からないかなと。。。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

ゴルフ中の花粉症対策でワセリン
武蔵浦和駅 NewDays
Tante Grazie
蔵之介
MNP
iPhoneX


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする