消費税の軽減税率導入まで残り半年。商工会議所作成のパンフレットが分かりやすそうです。

今年10月から導入される予定である消費税の軽減税率制度。
全体をさらっと確認したいけど難しい資料は読みたくない、という場合、商工会議所が作成している資料が分かりやすそうです。

軽減税率が導入されるまで半年

2019年10月から予定されている消費税率アップ(8%=>10%)と軽減税率制度の導入。

いよいよ残り半年となりました。

この「軽減税率」というのは、ちょこちょこと話題になっているので、「聞いたことがない」という方は少ないかもしれません。

軽減税率とは、ざっくり書くと、消費税率が10%になったあとも
・飲食料品
・週2回以上発行で定期購読される新聞
については、消費税率が8%のまま、というものです。

個人の立場では、すべての人に影響が出てくるものです。

一方、会社側の立場で考えてみると
・全く影響がない(軽減税率の対象となる商品の取り扱いがない)
・影響がある
・影響があるかどうか、よく分からない
と分かれることになるかと思います。

影響がありそうな場合にはまずはざっくりと把握を

軽減税率について、会社として全く影響がないという場合を除き、まずはざっくりと内容・影響を把握しておいたほうがよいです。

・自社の商品が軽減税率の対象となるのか
・対象となる商品がある場合、事務処理がどのように変わるのか
・新たな設備を買う必要があるのか
・設備を買う必要がある場合、補助金などの対象になるのかどうか
など、確認しておいたほうがよい項目がいろいろとありますので。

全体像や必要な対策などが見えていれば、特に不安もないかもしれません。

逆に、なんとなくそのあたりが見えていないままだと、漠然とした不安から解放されないのではないかと思います。

まずは
・分かりやすそうな資料をさらっと確認してみて
・分からなければ顧問税理士などにでも聞いてみるなどして
・自社への影響度合いなどを確認してみる
というのがよいのではないでしょうか。

分かりやすそうなパンフレット

分かりやすそうなパンフレットを商工会議所が作成して、サイトに載せてくれています。

https://www.jcci.or.jp/chusho/201810_shosassi.pdf

https://www.jcci.or.jp/chusho/kouri.pdf

1つめのパンフレットでは、
・軽減税率制度の概要
・自社への影響を確認するSTEP
・必要な対策のフローチャート
なども用意されているので、最初に確認するものとしてはよいと思います。

2つめのパンフレットでは、特に影響が多く出ると思われる小売業者などに向けた内容が書かれています。
・まぎらわしいケース
・価格表示の方法
・レシートの記載
・イートイン
・レジに関するもの
などなど。

まずは、これらのような分かりやすいパンフレットでざっくり確認し、必要な対策を検討していくとよいと思います。

そのときには、
・「必要なことをきっちりと準備する」
ということはもちろん大切ですが、
・警戒し過ぎて「やり過ぎないようにする」
ということも大切だと思います。

マンパワーの問題、お金の問題も考えると、100点満点を目指すのではなく、
最低限の合格ラインに達していればOK
という考え方、割り切り方も「アリ」かなと。

会社の規模、取引の多少などによっても影響は変わりますが、
・半年あれば十分に対応できる会社
・半年だと結構ギリギリの会社
と分かれるかもしれません。

まずは早めに当たりだけでもつけておくと良いと考えています。

【編集後記】

花粉症が少しひどくなり始めてから、この時期のゴルフではマスクとサングラスが欠かせません。
ただ、見た目が不審者のようになることとサングラスが曇ってしまうことが難点です。
まあ、ゴルフに行かなければ問題ないことではあるのですが。。。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

神保町 魚金
ドトール神保町駅前店
くすりの福太郎


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