「かくれんぼ」が好きな警察官は事故を未然に防げるか?税理士と税務署の関係に置き換えて考えてみると・・・

「かくれんぼ好きな警察官が多い」と感じている人は案外多いのではないでしょうか。
なんだかな・・・と思いつつ、税理士としてのあり方についても少しだけ考えてみました。

かくれんぼですか・・・

なぜ、こんな記事を書こうと思ったかといえば、そうです、捕まったからです。

最初に書いておきますと、違反をした自分が悪いんです。
それはよく分かっています・・・
そのことを大前提として、ということで!?

状況は
・T字路でぶつかった通りに出ようとした交差点
・横断歩道前に一時停止線あり
・一時停止線で止まっても、通りの左右は見えない
・横断歩道上に歩行者はいない
という交差点で、

・横断歩道の手前からかなりの徐行
・横断歩道に人がいないことを確認
・そのまま徐行しながら横断歩道にさしかかって左右が見えるところで一時停止
をしたところでひょっこりと警察官が寄ってきて、

「ダメですよ、停止線で一時停止しないと!」

「7,000円&2点」チャリーン。。。ということで。

「かなりの徐行だったので気をつけているのは分かりましたが、一時停止していないので・・・」というのが先方の言い分でした。

こちらは最善の注意を払いながら、もっとも安全かつ効果的な位置で一時停止したにも関わらず、です。

とはいえ、本来のルールである停止線で一時停止していなかったのは事実です。

悪いのは自分というのは分かったうえで、それでも「かくれんぼが好きなのね・・・」という感想しか出てこないのです。

本来果たすべき役割は?

取り締まりは事前に違反を防ごうという意識はまったくない状況で行われています。

違反した後に捕まえるので、当たり前なのですが。

見せしめ、次から注意させるため、など、結果的に将来の事故などを防ぐことにつながる、というのが表向きの見解なのかなと。

そのために、危険がなくても、安全でも、違反を犯しやすいところでかくれんぼしながら、待ち構えているわけですね。

よく言われることですが、違反運転が出やすいところは、その手前で注意を促すようにすれば良いではないかと。

「かくれんぼしている警察がいるから、注意しよう」という意識が働き、結果として安全運転、事故防止につながっている可能性があることは否定しません。

ただ、そんな意識ではなく、普段から注意を払いながら運転している私のようなドライバーに対しては、やはり「事故・違反を未然に防ぐ」というのが本来の役割なのではないかと思っています。

まあ、違反したのが悪いのですが。

税理士と税務署の関係に置き換えて考えてみると

今回のことをふと、税務の世界のことに置き換えて考えてみました。

警察=税務署、警察官=税務署職員であり、違反取り締まり=税務調査ということになります。

税務署職員の方は警察官ほど「かくれんぼ」はしないかもしれませんが、覆面調査などは「かくれんぼ」と言えるかもしれませんね。

車の運転の場合、危険な箇所やかくれんぼをしている箇所を注意喚起してくれる仕事はありませんが、税務の世界でそのような役割を果たすのが税理士ということになるかと思います。

・どこが危険なのか?
=>税務上、問題となるような取引はどのようなものなのか?

・どこで取り締まりをしているのか?
=>税務調査で間違い等を指摘されやすいものはなにか?

などをしっかりと顧問先に伝えるということですね。

税務調査のときなどにあわてて処理方法や対策を検討するのではなく、
・事前に準備しておく
・誤りを未然に防ぐ
・そのように顧問先を導く
ということが必要になります。
実際にはなかなか難しいところではありますが。

会社側の立場からすると、
税理士がそのような機能を果たしてくれているのかどうか?
という視点で一度見てみてもよいかもしれません。

【編集後記】

昨日は午前中にコンサル、午後〜夜は資料作成等、ということで、思った以上に夜の時間が無くなってしまいました。
事務所スペースの片付けをする予定だったのですがなかなか進みません。。。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

庚猿
東京税理士会のWEB研修


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする