お金を払ってくれるのは誰か?仕事に悩んだとき、迷ったときには俯瞰しながら冷静に考えてみることが大切。

お金を払ってくれるのは誰か?
仕事に悩んだとき、判断に迷ったときには、俯瞰しながら冷静に考えてみることが大切です。

経営者であればお金を払ってくれるのは「お客様」

会社、経営者であれば、お金を払ってくれるのは「お客様」です。

これは迷うこともないところですね。

・モノを売る。
・サービスを提供する。
どんな事業であれ、「誰の満足度を高めなければいけないか?」と言えば、「お客様」ということになります。

社員がいる場合には、社内のコントロール、社員へのフォローはもちろん必要になります。

ただし、もしもお客様と社内のどちらかを優先しなければならないのであれば、「お客様」を優先することになるでしょう。

もちろん、お客様の言うことや要望をなんでも聞きましょう!ということではありません。

もしかすると、お客様からの要望が理不尽なものだったり、契約の範疇を超えているものかもしれないからです。

その場合には、そのお客様が本当の意味でお客様なのか?というのは判断すべきではあります。

その上で、大切なお客様なのであれば、お客様を優先するのは当然、ということになります。

会社員や組織の一員である場合の考え方

次に、自身が会社員である場合を考えてみます。

誰もが持っている会社への不満

会社や組織への不満があるというのは、みんな同じだと思います(程度の差こそあれ)。

むしろ「まったく不満がありません」と聞くと、もう少し問題意識を持ったほうが良いのでは?なんて思われることもあるかもしれません。

で、どんなに不満があったとしても、誰がお金(給料)を払ってくれるのか?という視点だけは欠かさないほうが良いと考えています。

不満を言うだけなら誰でもできますが、あくまでもお金(給料)を受け取る立場、会社組織の中の一員ですので。

もちろん、会社のことだけを考えれば良いというわけではありません。

会社にとってのお客様を大切にするのは当然のことです。

お客様第一と会社の方針が合わないときは?

もしも、自分がお客様第一と考えることが、会社の方針と異なるものだった場合、どうすべきでしょうか?

例えば、自社製品に不良が見つかったとします。

・不良品は修理すれば元の機能は果たせるようになる。
・お客様の気持ちとしては、修理ではなく気持ちよく新品に交換してほしい。

このようなケースで、
・会社の方針はすべて「修理」で対応する。
・営業担当としてはお客様の要望も踏まえて「新品への交換」をしてあげたいと考えている。
となった場合にどう考えるか?ということです。

気持ちとしては、自分が考えるお客様第一を優先して「新品への交換」をしたいところです

ただし、最終的にお金を払っていただくのはお客様だとしても、自分が直接お金(給料)を払ってもらうのは自分の会社です。

ということは、どう判断するかの基準は1つ、会社の方針に従うということになります。

これを、「勝手に交換します」なんてやってしまうと、そもそも会社として成り立ちませんので。

もしもそのような考え方の会社に不満があるのであれば、自分が去ることを考えれば良いのではないでしょうか。

・今の自分の立場は維持したい(会社に守られたい)
ただし
・会社の方針には従えない、言うことは聞きたくない
なんて都合の良いことは認められないですよね。

もちろん、「不正とか犯罪とかにも従え!」とか「給料を払う会社が偉いんだ」などということが言いたいわけではありませんので、念のため。

俯瞰しながら意識を変えていきたい

会社員の場合、お金(給料)を払ってくれるのは会社ですので、まずは、会社のことを考える必要があります。

そして、会社の先にはお客様がいますので、「会社のことだけを考える」のではなく、その先にいるお客様のことなども併せて俯瞰しながら、その両方のバランスを感じ取ることが大切になるのだと思います。

もしも自分が公務員であれば、お金を払ってくれるのは、国や地方公共団体です。

ただし、そこで終わるのではなく、その先には国民がいるということは意識しておくべきではないでしょうか。

最近いろいろと問題になる官僚の人たちの答弁というのは、このような国民への意識が皆無だなと感じさせられることも多い気がします。

また、経営者であれば、お金を払ってくれるのはお客様です。

とはいえ、全力でお客様に対応するためには、自社の組織や社員をしっかりと維持できなければきちんとした対応ができません。

ですから、お客様だけでなく自社の組織や社員のことも考えなければならないわけです。

第1段階:誰からお金をもらっているかを考え
第2段階:俯瞰しながら周囲にも目を向けることができる
というのが理想だと考えています。

ちなみに、このような記事を書きながら、ひとり税理士として仕事をしている限り、お金をいただくのはお客様だけであり、しかも「自分=経営者=投資家」なので、非常にシンプルに感じました。

ふと
・お金を払ってくれるのが誰なのか。
・この現状は誰のおかげなのか。
・誰に感謝すべきなのか。
を考える機会があったので、会社員時代を中心に感じていたことを思い出していました。


【編集後記】

高校野球はかなり盛り上がりましたね。
準決勝と決勝の間が1日でも空いていたらどうなっていたか、見たかったような気がします。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

羽田空港からリムジンバスで帰宅
北九州空港 海彩

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