「人が大切」でも「人が育たない」と感じているなら「人を育てる」という明確なミッションを与えるのが一番!?

組織のなかで「人を育てる」というのは難しいことです。
優秀な人材でも、人を育てることは苦手という人は結構多いのではないでしょうか。

やはり最後は「人」

仕事をしていると(仕事以外でも、ですが)

「やはり最後は人だよね」

と感じさせられることが多いです。

成果を上げている会社や組織では社員がいきいきと仕事をしていますし、
それをまとめるリーダーや経営者もそのような環境を作ろうと意識されているのでしょう。

一方、停滞している会社や組織の場合、
その場にいる人々の雰囲気が重かったり、覇気がなかったり・・・
と、シーンと静まりかえっているイメージがあります。

優秀な人、見切りをつけるのが早い人は、そんな組織から抜け出そうとするので、
いつまでもその組織は変わらないまま、なんてこともあるかもしれません。

どちらもそのような雰囲気を作っているのは「人」ですから、
よい会社、組織にしていこうと考えたら、

最後は「人」、人の力をいかに最大限発揮させるか

から目を逸らすことはできないと思います。

「人を育てられない」人

このように「人」が大切といっても、
組織のなかでは、「人を育てられない」人がけっこう多い
のではないかと思います。

私が属してきたいろいろな組織でも、
「優秀な方で人を育てることもできる人」
と思い浮かぶ人は、ごくわずかです。

・そもそも人を育てるという意識がない人
・「人を育てる」と口先で言いながら、なんらの行動・工夫もしない人
・「人を育てる」工夫がないまま、育たない相手に問題があると考えている人
など、いろいろな人を見てきました。

その根本には、

「人を育てることは本来の仕事ではない」

という本人のなかでの「逃げ」もあるのでしょうね。

もちろん、「人を育てる」のはそんなに簡単なことではないですし、私自身、

「そもそも人は変われない(自分自身で気づかなければ)」
と考えているので、そのような「育てられない」人を見ても

「やっぱりそんなものだよね・・・」
くらいにしか考えてきませんでした。

「人を育てることがミッションである」ことを明確にする

先日、とある本を読んでいて、そこには
・人材の大切さ
・人材を有効に活用することの必要性
・人事計画の大切さ
・採用活動で考えるべきこと
などが書かれていました。

書かれていることは「当然そうだよね!」と感じることばかりですが、
過去に属していた組織を振り返ってみると、

どれだけこの基本的なことができていたのか?

うーん、と考え込んでしまいました(自分自身も含めて、ですが)。

で、その理由を考えてみると、

・「人を育てること」が本来の仕事ではないという感覚を持っているリーダーが多い
・結果として「本来の仕事」を優先し、人材育成の優先順位が低くなっていること
・人を育てたことが評価される仕組みができていないこと

といったあたり事情がネックになっているように感じています。
(もちろん、会社、組織によっていろいろあるでしょうが・・・)

もしもこのような状況に当てはまるようであれば、

「人を育てることがミッションである」

ということを明確にする必要があると考えています。

年度で個人の目標設定をしている組織であれば、
人材育成についても1つの項目として、
本業(営業、経理、総務など)に関する項目と同列での評価が必要かもしれません。

たとえば、中堅社員の〇〇さんについて
・〇〇業務を任せられる
・〇〇というポジションを任せられる
・〇〇のスキルを身につけさせる
さらに、その具体的な対策としては・・・

といった感じで、具体的で明確な目標を設定したうえで、「人を育てる」という取り組みを真剣に考えてみるとよいのではないでしょうか。


【編集後記】

クライマックスシリーズの優先販売に申し込んでいましたが、予想通り、全ハズレでした。
一般販売で買える気がしないので、テレビ観戦することになりそうです。

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