パソコン(Surface Laptop)購入。買い手としての感覚・経験を売り手側の立場で活かす。

この週末、とある事情とちょっとした勘違いも重なり、パソコンを購入しました。
このような買い物をするたびに考えさせられるのが、買い手としての感覚や経験を売り手側の立場のときに活かさなければいけないということです。

ガツガツ営業 vs オドオド営業

前日の夜にパソコンを購入することを決め、機種の選定選びを済ませました。
(Windowsのパソコンを購入しようということで、「Surface Laptop」にしました。)

スペックも決めていたのであとは値段次第。

自宅から比較的近くて、複数の電気屋さんで話が聞けるのが池袋ということで、池袋にあるビックカメラとヤマダ電機に行って、パソコンのことや値段のことなどを聞いてみました。

ガツガツ営業

最初に訪問したのはヤマダ電機です。

売り場に着くとすぐに販売員の方が近寄ってきて、接客が始まりました。

購入しようと考えていた製品は、現在出回っている製品の在庫がなくなったら販売終了(生産完了品?)らしく、事前に調べて想定していたよりも安い価格設定になっていました。

自分としてはその価格情報だけで十分で、もうそのまま買ってもいいかなという感じでしたが、それにしてもとにかくこの店員さんがひっきりなしに何かを話しかけてくるのです。。。

一言で言えば、「ガツガツ営業」系といったところでしょうか。

少しだけ考えたかったので、一通り他のメーカーの製品なども見ながら、最終的にその売り場に戻ろうとしていたものの、ガツガツ営業の店員さんは解放してくれず、ずっと付いて回られることになってしまい。。。

「あとは自分で見ますので(一人にしてください)」と言って離れてもらいましたが、気まずさを感じてしまい、なんとなく売り場に戻るのが億劫になってしまいました。

オドオド営業

売り場に戻るのが億劫になってしまったこともあり、歩いて数分のビックカメラに見に行ってみることにしました。

こちらの金額設定はヤマダ電機よりも高めでした。

あまり値切るつもりもなく(!?)、自然と出してもらえる値段が安いほうで買えば良いかなと考えていたので、やはりヤマダ電機に戻るつもりでした。

で、一応ポイントを含めた値段だけ確認しようと店員さんに声をかけたところ、「ポイントは1%です」とのこと。

やはりヤマダ電機のほうが安かったので、特に値切りもせずに立ち去ろうとしたところ
「あの〜、もう実際に購入されますか?」
「値段次第では購入されますか?」
「もしそうなら、1%よりも多くポイントを付けられるか、上に確認してみますので・・・」
と、その店員さんが少しオドオドした雰囲気で。

店員さんが戻ってくるのを待ちながら、家電量販店の販売員さんにもいろいろなタイプの方がいて面白いなと感じていました。

ガツガツ営業系とオドオド営業系。

どちらが良いか悪いかという問題ではなく、好みの問題なのかなという気がします。

お客さん次第で、はまるタイプ/はまらないタイプがあるでしょうし、いろいろなタイプがあって良いと思いますので。

ただ、どんなタイプであれ、客側の雰囲気(ガツガツ系に少し引き気味だな、とか)を感じ取る感性は必要だとは思いますが。

で、このガツガツ営業 vs オドオド営業のどちらで買ったかというと。。。

値段ズバリ営業

ビックカメラの「オドオド営業」系の店員さんからの提示は「ポイントは10%付けられます!」ということでした。

そうなるとヤマダ電機とほぼ同じ金額レベルです。

ただ、「最初はポイント1%」と言いつつ、途中から「10%までOK」というのもなんとなくすっきりしないので、ヤマダ電機に戻ろうかと考えていたところ、突然現れたのが「値段ズバリ営業」の販売員さんでした(Microsoft担当の方だったようで)。

会話していた横から「ポイント12%までOKですよ!」とズバリ。

そうなると完全にビックカメラのほうが安くなります。

しかも、「こちらがいくらなら買うか?」などを探ることなく、自分ができる最大限のポイントをズバリ提示してきた姿勢にも共感を覚えました。

結局、「ガツガツ営業」でも「オドオド営業」でもなく、「値段ズバリ営業」から購入することになりました。

決め手は、余計な探りも入れず、可能な範囲で値段をズバリ提示した対応だったということになります。

値段勝負はしない!買い手としての感覚を大切に。

値段だけなら、もう一度ヤマダ電機に戻って、ガツガツ営業マンと交渉していたら、もしかすると安くなったかもしれません(交渉していないので分かりませんが)。

本来はそうすべきなのかもしれませんが、そこまでして安く購入するよりは、自分自身が気持ちよく購入できたほうが良いかなと考えていますので。

結局、今回パソコンを購入するにあたって改めて感じたのが、売り手側として値段勝負をせずに購入してもらうことの大切さです。

今回、買い手の立場での思考を振り返ると

値段は安いに越したことはないが、最優先事項というわけでもない。
・不満(こちらの意向無視!?)や不安(オドオドしてて大丈夫?)を感じる対応はNG。
・購入しようと決めるタイミングでは、会話のテンポ・スピードも大切。

ということでした。

ごくごく普通のことかもしれませんが、実際に意識してやろうとすれば大変なことです。

パソコンのように「どのお店で買っても同じ製品」であれば、基本的には「価格勝負」ということにもなりがちです。

そうでなければ何かしら差別化できる部分はあるのではないかなと。

売り手の立場でしっかりとした戦略をたてていくには、
・自分自身の「買い手」としての感覚を大切にしておく
・自分自身の売り物を「自分が買い手だったらどう感じるか」を意識しておく

ことが必要なのではないかと考えています。


【編集後記】

週末に予定していたゴルフは、雪の影響が残っているため中止に。。。
天気予報によると今週後半もまた雪が降る可能性がありそうですが、ゴルフ場としては勘弁してほしいでしょうね。もちろんゴルファーにとっても、ですが。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

ビックカメラ池袋店でPC購入
Surface Laptop


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