手付金や前払金を支払うときに意識すること。「与信管理」は仕事でもプライベートでも大切です。

ビジネスの場面では、「与信(よしん)管理」という言葉を見たり、聞いたりすることは多いと思います。

いろいろなニュースを見ていると、仕事だけでなくプライベートでも「与信管理」を強く意識しておく必要があると感じています。

「はれのひ」「てるみくらぶ」に共通すること

先日の成人式の日に残念なニュースが飛び込んできました。

着物の販売・レンタル・着付けの事業をしていた会社「はれのひ」が突然営業を停止したとのこと。

よりによって成人式の当日にいきなり連絡がつかなくなったようで、被害者の方々からすると「まさか」でしょうし、怒りもおさまらないのではないかと思います。

もちろん会社側はこのタイミングを図っていたのでしょうが。。。

また、1年くらい前には旅行会社の「てるみくらぶ」が旅行代金を集めたまま事業を停止したということもありました。

両方に共通しているのは、一般ユーザーはあらかじめ料金を支払いを済ませている(前払い)ということです。

しかも報道によれば、どちらも「代金をすぐに支払えば割引」というやり方でお金を早めに受け取ることができるような仕組みだったようです。

「与信」「与信管理」という考え方

「与信」とは文字通り、「信用を与える」ということです。

ビジネスの場面で「与信」といえば、「取引において取引相手に対して信用を供与すること」などと表現されています。

例えば、商品を後払いで販売した場合などは、代金が回収できるまでの間、「相手に対して信用を与えている」と言えるでしょう。

相手に対して信用を与えられないのであれば、後払いでの商品販売はできませんので。。。

このように
・取引相手に対して信用を与えることができるのか(相手が信用できるのか)。
・信用できるとしたら、どの程度信用できるのか。
を管理することが「与信管理」ということになります。

「会社 対 会社」の場合の与信管理

「会社 対 会社」で取引を行う場合、現金取引を除けば、売る側の立場で「与信」を考えない会社はないでしょう。

回収できない可能性が高いところに販売して利益が出たとしても、回収できなければ意味がありませんので。

そして
・いくらまでなら販売しても回収できるか?
・取りっぱぐれることがないように取引条件を見直す必要はないか?
などを検討するなど、「与信管理」がしっかりしている会社ほど、回収できなくなるリスクを小さくすることができます。

また、会社同士の取引の場合、お互いの信用力次第で取引条件も変わってきます。

例えば、信用力のある大手企業と取引する場合、よほどのことがない限り回収できなくなるというリスクは小さいでしょう(最近は大手企業も何が隠れているか分かりませんが!?)。

その代わりに、代金の回収サイトがものすごく長いということもあるかと思います。

その場合でも
・取引相手は信用できる大企業。
・代金を回収するまでに相手に与えることができる信用が大きい。
・したがって回収までの期間が長くても与信管理上、やむを得ない。
という判断で、長い回収サイトを受け入れざるを得ないこともあるのではないでしょうか。

「会社 対 個人」「前払いする場合」の与信管理。個人でも「与信」を意識しておくことが必要

会社同士の取引でも、あまり信用力がない会社の場合には、代金を前払いしなければならない可能性もあります。

特に初めて取引する場合などは「前金で」と求められるケースもあるのではないかと思います。

また「会社 対 個人」 の取引(会社が個人に販売する場合)の場合、一般的には個人の信用力のほうが小さいので、「代金と引き換え」とか「前払い」を求められることが多いです。

で、この「与信」というのは何も物を売る側だけの話ではありません。

物を買う側の立場でも「手付金」とか「前払い」として先にお金を払う場合、「お金を払ってから物が届くまで」または「お金を払ってからサービスを受けるまで」は、相手に信用を与えているのだということを意識する必要があります。

例えば、半年後の旅行代金をいますぐに振り込む場合、半年間はその旅行会社に信用を与えているということになります。

「てるみくらぶ」のようになれば、旅行にもいけなくなってしまうわけですから。

仕事では「与信管理」への意識が高い人が、プライベートでは何の疑いもなく「手付金」や「前払金」を支払ったりしていないでしょうか。

もしも個人としてプライベートで「手付金」や「前払金」の支払いを求められた場合には、与信管理の観点からも
・相手は信用できそうな会社か?
・資金集めを最優先するような変な勧誘をしていないか?
などをしっかりと検討しておく必要があります。

場合によっては、与信面の不安を理由に、料金が多少高めでもより信用できる会社を選ぶという選択が必要になることもあるのではないかと考えています。


【編集後記】

辛い食べ物が苦手にもかかわらず、なぜか昨日「味仙(神田)」に行ってしまいました。
いいネタになるかと思いましたが、想像以上の辛さで、半日苦しんだだけで終わりそうです。。。
しかも「みせん」と読むんですね。「あじせん」だと思っていました。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

味仙
神奈川県厚木市 ランドリー茅ヶ崎(Amazon プライム)


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