お金を生まないものにもお金をかけるメリット

会社であれば「いかにお金を稼ぐか?」が大切です。
となると「お金を生むもの」「お金が稼げるもの」にお金を使いたくなりますが、お金を生まないものにお金をかけることが大切なことも多くあります。

お金を生むものと生まないもの

会社で「お金を生むもの」「お金が稼げるもの」としてまず思い浮かぶものは営業活動です。

会社の最前線で、
自社の製品・サービスを販売してその対価をもらう=お金を生む
のが営業活動です。

営利目的の会社であれば、「利益=お金を生むこと」が大きな目的になりますので、いかに「お金を生む活動にお金をかけるか?」が大切になります。

営業活動を強化しようと思えば、
・営業担当者を増やす
・広告宣伝費を増やす
・戦略的に使うお金を増やす
などが考えられます。

一方、たとえば、管理部門などは一般的にはお金を生むことはありません。

最前線の営業部門に対して、後ろ側からサポートするというイメージです。

それ以外でも、いわゆる管理系の業務というのは、「お金を生む」ものではありません。

では、
・お金を生むものにはお金をかける
・お金を生まないものにはお金をかけない
という考え方だけで良いのか?といえば、そうではないだろうと思っています。

お金を生まないものにもお金をかけるメリット

お金を生まないものにお金をかけることにもメリットがあります。

直接的にお金を稼ぐことはなくても、会社の事業活動に貢献していれば、間接的ではあってもお金を稼ぐことに貢献していると言えるでしょう。

たとえば
・仕事の品質がボロボロ
・入金、出金の管理がずさん
・取引先との対応がメチャクチャ
なんて管理部門があったら、いくら営業部門が頑張ってお金を稼いでも、その会社に明るい未来は待っていないかもしれません。

一方、きっちり・かっちりしている管理部門であれば、営業部門は営業活動に専念することができますし、営業は「よりお金を稼ぐこと」に集中することができるでしょう。

このように直接的には「お金を生まない」ところにも、しっかりとお金をかけておくことで、結果的に大きなメリットが得られます。

経営者の方の限られた時間を有効に使うためにお金をかける

多くの経営者の方は、時間が限られていて忙しく、もっと時間が欲しいと思っていると思います。

もっと本業でやりたいことがあるのに、その時間が取れないという状況に陥っている方もいるかもしれません。

そんな方は、自分の仕事内容を見直してみると
・苦手な業務(管理系、数値系など)に時間が取られている。
・社内に任せられる人材がいないから経営者自らが対応している。
・お金を生まない活動にお金をかけたくないから経営者自らが対応している。
なんていうことが案外多いのではないでしょうか。

「お金を生まない」業務だからといって、そこにお金をかけず、結果として経営者の方の業務を圧迫しているのであれば、好ましいことではありません。

お金をかけてでも経営者の方をその業務から解放して、本業に集中してもらったほうが会社にとっては大きなメリットがあると思います。

たとえば
・管理系の業務、数値の管理が嫌い
・経営計画の策定、予算策定、それらの進捗管理が面倒
・業績や資金繰りなど、細かなところがあまり分からない
という経営者の場合、これらのことをサポートしてもらう体制をつくることが必要です。

「これらの業務はお金を生まないから」といって、そのままお金をかけずに自分でやろうとしていたらいつまでも改善することができないでしょう。

それを任せることができる人・体制・仕組みをしっかり構築するにはお金がかかることもあります。

ただ、結果として経営者の方の時間が解放される、時間が増えるのであれば、投資と考えて積極的にそのようなお金をかけていくべきではないかと考えています。

【編集後記】

昨日は朝から京都で仕事、戻ってから午後はみっちり打ち合わせ、そのあと夜は忘年会、ということでかなり充実した1日でした。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

ららぽーと横浜
カフェベローチェ鴨居店
五右衛門
萬丸

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする