中小企業のための「会計」の手引きには1度は目を通してみることをお勧めします

中小企業庁のホームページの中にある「財務サポート:会計」のページに

「経営力向上」のヒント~中小企業のための「会計」活用の手引き~

という資料がアップされました。

ホームページ
http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/kaikei/2016/160510kaikei.htm
資料
http://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/kaikei/2016/160510kaikei.pdf

どんな目的で作成された資料なのか

ホームページの「背景・経緯」には次のように書かれています。

中小企業を取り巻く経営環境は、一層厳しさを増しています。こうした環境下において、会社の売上や利益、雇用の場を守っていくためには、しっかりとした経営目標を掲げ、社員が一丸となって経営課題に取り組むことが必要です。
(中略)
この冊子を通じて、多くの中小企業が、「中小会計要領」を自社の経営力の強化や資金調達力の強化等のために活用いただくことによって、事業の発展につなげることを期待します。

いろいろと書いてありますが、端的に言えば

「会計」を企業経営に活かそう

ということになります。

手引きの概要

資料は表紙を含め全56ページあります。

目次、見出しは次のとおりです。
第1章 「会計」の活用とは
1 経営の「困った」を解決
2 会計のメリット
3 「会計」は簡単
第2章 「会計」を活用する
自社に必要な(クリアしたい)会計のレベル
第3章 「会計」の活かし方
Level 1 資金繰りを安定させる
Level 2 業績を共有する
Level 3 部門長に業績席にをもってもらう
Level 4 先を読み、先手をうつ
Level 5 中長期戦略を全社で共有する

第1章では、「会計の大切さ」や「会計はそれほど難しいものではない」ということが書かれています。

第2章では、会社の規模などを目安に「クリアしたい会計レベル」が設定されています。

第3章では、第2章の会計レベルに応じた課題が掲げられていて、それを行うメリットなどが書かれています。

経理担当者あるいは税理士としての関わり方

今回の内容を改めて内容を確認してみると、経理担当者の立場からは特に目新しい内容が書かれているわけではありません。

ただ、普段からなんとなく聞いたことはあるものの、あまり意識して取り組んだことはないという経営者の方にとっては参考になる内容が多いように感じます。

今回の資料を活かそうとした場合に
・企業に勤務する経理担当者が勤務している会社に対して。
・税理士がクライアントに対して。
「単にこんな資料があります」と教えるだけでは足りないことは間違いありません(このあたりに詳しい経営者は別として)。

このような資料に基づいて、
・自社に取り込むにはどうしたら良いか。
・クライアントに対しては、このような考え方をいかに理解してもらえるか。
を考え、提案することで、なにか1つだけでも得られるものがあれば十分なのではないか、と感じています。
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【編集後記】

四半期決算もようやく一段落しました。
いろいろと先延ばししていたことにも取り組んでいかなければいけません。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

つくし野の某店でランチ

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