会社設立の登記で資本金の登録間違い!?〜まさか法務局が・・・

会社を設立するため、登記の手続きを行いましたが、貴重な経験をすることができました。

資本金が違う・・・どこで間違いが??

会社設立の登記が完了したら、税務署などへの様々な手続きが必要になります。

ということで、手続きに必要な書類として、会社の「履歴事項全部証明書(登記簿)」を取りに法務局に行きました。

そして、家に戻ってからふと書類を見ると、資本金が一桁違う…
何度見返しても、本来のものより一桁資本金が多くなっています。

「一桁多い分にはいいか?」なんて一瞬思いつつ、「いやいやそれはダメだろう」ということで、法務局に問い合わせることにしました。

自分:すいません、先日登記した法人の資本金が一桁多いんですけど?

法務局:えっ、一桁多いんですか(笑)?
     そんなこと、あるんですかね(笑笑)?

自分:・・・

法務局:提出資料のどれかの記入が間違えていることはないですか(半笑)??

自分:資本金は1カ所に入力するだけで資料が作成されるから、間違えるはずがないんですけど!?

法務局:あっ、そんなのがあるんですか(半信半疑?)
    じゃあ、一応こちらで確認して連絡しますね(普通)

そんなやりとりで法務局からの連絡を待つことにしました。

法務局でまさかのミス!?

それから15分後、法務局からの電話が鳴りました。

法務局:(さっきとは別の担当者)大変申し訳ありません、資本金の件、こちらでの入力に
    誤りがあることが分かりました(かなり神妙)

自分:・・・(さっきの態度はなんだったんだ??)

ということで、晴れて?法務局での入力間違いであることが確定したのです。

結局、法務局側で登記を即修正し、修正後の正しい登記簿を即日、速達で送ってもらうことになりました。

登記の手続きと完了予定日

今回はいろいろありましたが、まあ仕方ありません。
税務署などへの届出はその日に済ますことが出来なくなりましたが

そして、今回のような間違いが起こる原因の1つが、登記内容を確認するという作業が無いことだと感じました。というものです。

法人の設立登記は、申請から1週間後に完了予定となっているようです。
ただし、完了したという連絡もなく、登記完了予定日が知らされるだけです。

予定日までに連絡がなければ登録完了と考えることになっています
そして、これが何とも微妙です。

登記の内容に問題がなければ連絡はありませんし、事前に登記内容を確認することも出来ません

今回のような間違いも、登記完了前にメールやweb上ででも確認する仕組みがあれば防げたでしょう。

公のサービスで多い(気がする)、
・連絡がなければ◯◯。
・問い合わせがなければ◯◯。
というのも、一般人から見ると、完全に主導権は相手側で、少しやりにくいです。

登記であれば、こちらは資料を取り寄せるまで、内容を確認することができません。
これが許される大前提は「公には間違いがない」ことのはずです。

今回のほんの1件の登記誤りで、法務局内の業務フローが見直されるとは思いません。

ただし、少なくとも最初の応対者のように、 「法務局側が間違えるはずがない」という前提での対応は恥ずかしいですね。

今回は反面教師として良い経験になりました。

新たに法人設立等の登記した場合、内容のどこかに間違いがあるかもしれません。
最初だけは一字一句、きちんと確認してみることをお勧めします。

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【編集後記】

最近、書類を作成したり、サインしたり、押印したりといった雑務にやや時間を取られている感じです。
本来やるべきことに早く注力したいのですが、あともう少しの辛抱、と言い聞かせています。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

さいたま地方法務局 熊谷支局
ティアラ(熊谷)

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