税務顧問先やコンサルティングのクライアントである「お客様=経営者」がどのようなことを考えているのか?
その考え方が理解できる、想像できるのは、「自分が経営者だからこそ」だと思っています。
その言葉は相手に響いているのか??
仕事でもプライベートでも、いろいろな方とお話しをする機会があります。
その相手の属性もいろいろです。
仕事絡みだと、職業・立場も
*経営者/個人事業主
*起業/独立を検討中
*会社勤務(が好き)
などいろいろです。
そのようないろいろな立場の方と話をするのは、刺激もあって楽しいものです。
ただし、仕事の場面などでは、表面的には楽しい会話だったとしても、
その言葉、なかなか自分には響いてこないな・・・
と感じることもあったりします。
「言葉の重さ、厚さ、深さのようなもの」や「それを発する人の背景にあるもの」が説得力があるものなのかどうか次第なのかな、と感じています。
これは「どの立場が良いか/悪いか」「どの立場が偉いか」などという話ではなく、単純にその人の言葉が自分に響くのかどうか?ということです。
で、そのポイントの1つが
その人が、そのことを語るにふさわしい環境に身を置いている人なのかどうか?
だと感じています。
共感できるのは、相手が「語る価値がある人」だから
・相手の言葉が心に響く
・相手の言うことに共感できる
というのは、「その相手がそのことを語る価値がある人だから」ということが多いと思います。
営業活動に悩んだときに、営業経験が無い人に相談する人はいないでしょう。
ゴルフが苦手な人、嫌いな人にゴルフ上達の秘訣を聞く人もいないでしょう。
同じように、経営者が「経営のこと」について悩みがあるときに「経営したことがない人」「経営者になったことがない人」に聞いても、あまり説得力のあるコメントを期待できないのではないかと(もちろん例外はありますが)。
私自身も独立してからは、言葉は悪いですが、
・経営者ではない人
・独立というリスクを取っていない人
から仕事のことを語られても「あまり響かないよね・・・」と感じることが多くなりました。
一生、会社勤めをすると考えている人から「独立とは」「経営者とは」「組織とは」なんて話をされてもちょっとなと(決して会社勤めを否定するわけではありません)。
逆に、自分と似たような境遇だったり、それなりのリスクを取りながら仕事をしている方のお話しというのはとても説得力があります。
「自分が経営者」だからこそ相手の考えていることが理解できる(はず!?)
このように、相手の言葉が心に響くのは、その相手に共感できるからです。
逆の立場から考えてみると、税務顧問先の経営者の方などは、おそらくこちら側を同じように見ているということになるでしょう。
・言うことに説得力があるな。
・対応は悪くないけど、イマイチ心に響かないよな。
など、いろいろな印象があると思います。
たとえば
・自分は独立なんて興味ありません
とか
・経営とかマネジメントのこととか考えたことがありません
と考えている人間が経営者の方と会ったとき、経営者の方は腹を割って相談してくれるでしょうか。
おそらく厳しいですよね。
「こっちの悩みごとなんて分からないだろうな・・・」なんて思われて終わってしまうことが多いかもしれません。
そうならないためには、
・最低限「自分が経営者」であること(あるいは志していること)
・「自分が経営者」だからこそ相手の考えていることが理解できる(はず!?)と考えて、日々の業務に真摯に取り組んでいくこと
が大切であり、結果として、その相手の方と深い部分で繋がることができるようになるのだと考えています。
【編集後記】
痛風の痛みもマシになってきたので、昨日は約3週間ぶりのゴルフに行ってきました。
この間、ほとんど練習もできなかったので、ゴルフ自体はボロボロだったのですが、元気にゴルフができることのありがたさを再認識しました。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
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