比較的若い人を中心に「自宅に固定電話がない人が増えている」と言われています。
「個人」の場合にはそれでも問題ないことがほとんどですが、「法人」となると、まだまだ困ることがあることが分かりました。
その1つが法人名義での銀行口座開設です。
銀行の法人口座開設
独立するまでの会社員時代は、すでに会社として出来上がっている組織でしか勤務したことがありませんでした。
当然ながら、会社の電話番号(固定)もありましたし、銀行口座を新たに開設することもありませんでした。
そんななか、今回、法人名義での銀行口座を開設しようと思い、いろいろと調べ始めたところ、基本的に固定の電話番号が必要ということを知りました。
銀行口座が不正等に使用されることを防止するためだそうです。
もともと口座開設については、使い勝手や維持費などの手数料を考え、まずはネット銀行を利用することに決めていました。
そして、個人として取引がある下記の2銀行で検討することにしました。
ちなみに両行とも、申込画面には次のような注意書きがあり、固定電話がなければ口座開設が申し込めないようになっています。
*楽天銀行
固定電話の電話番号をご登録ください(携帯電話、PHSは不可)。
*住信SBIネット銀行
固定電話番号を入力してください。携帯電話番号では口座開設できません。
試しに携帯で申し込んでみたところ・・・
いま確認すると、楽天銀行にははっきりと「固定電話が必要」と書いてあるのですが、申込をしようと考えたときにはそれが目に入りませんでした。
「書いてないならいけるかも?」と思い、試しに携帯電話で楽天銀行に申し込んだところ、残念ながら(予想通り?)口座を開設することができませんでした。
理由は明かされないので、電話番号以外にも要因があるのかもしれませんが、「携帯は不可」と書いてある以上、そのことが一番大きな理由なのでしょう。
(いまだに、なぜその文言が目に入らず、なぜチャレンジしたくなったのかは不明です)
結局落ち着くところに
前述の通り、ネット銀行のうちのどちらかにすると決めていたので、もう失敗はできません。
ということで、残る1行の住信SBI銀行にはきちんと固定電話で申し込み、無事に口座開設に至りました。
いま改めてwebで確認していますが、ネット銀行のなかでジャパンネット銀行については、申込ページには「固定電話必須(あるいは携帯不可)」とは明記されていないようですね。
携帯でもOKなのか、書いてないだけ(あるいは見つけられないだけ)なのかちょっと分かりませんが。
法人設立には固定電話は不要
銀行の法人口座開設のために、固定電話が存在感を発揮していますが、法人を設立するためだけであれば、固定電話は必要ありません。
必要な書類の電話番号欄には、携帯電話の番号だけで全く問題ありませんでした。
税理士登録のときも不要。ただし少数派。
法人ではありませんが、税理士登録するとき(税理士事務所として登録)も、携帯の番号でOKだったように記憶しています。
私の場合は自宅Faxのこともあったので、登録時には固定電話の番号を登録していました。
その後、登録が完了したあとに所属する税理士会の支部に対しては携帯の番号にしています。
ただし、いろいろな名簿などを見ると、携帯は少数派で、固定電話の番号を載せている方がほとんどと言っても良いかもしれません。
終わりに
今回、一連のことを経験してみて、やはり「固定電話」の有無による信用力の差がまだまだ根強いのかなという印象を受けています。
自分としては「固定電話がある=しっかりした会社である」とは決して思いませんが。
銀行の口座開設審査にしても、「固定電話の有無」以外の部分、たとえば会社や事業の実態で判断してくれたらいいのにと思ったりもしますが、「言うは易し・・・」なのでしょうか。
いずれにしても、世の中にそのように捉える(考える)人が多いのであれば、そちらに感覚を寄せていかなければいけないのかもしれません。
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【編集後記】
ラーメン屋さんで夜ご飯を食べていたら、隣席に酔っ払いサラリーマン4人組が登場。
店内は静かなのに、人事絡みの話しを大きな声で・・・
人事云々(「でんでん」ではない)のまえに、社会人としてちょっとまずいですよね。
【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら
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