名義預金の研修受講〜専門外でも最低限のレベルまではクリアしておきたい

企業勤務のサラリーマン税理士だと、普段の業務では全く使わない税法があります。
そのなかの1つが相続税です。
そして相続税を考える際に付いて回る大切な論点の1つが名義預金です。

名義預金とは

先日ある研修で名義預金について講義を受ける機会がありました。

名義預金とは
「配偶者や子供、孫の名義になっている預金でも実質的にその本人の預金と認められるもの」
です。

その本人が亡くなったときに、形式的には家族名義の預金になっていたとしても、実質的にその本人の預金とみなされて相続税が課されることになります。

これまでにも名義預金という言葉は聞いたことがあり、概要は理解していました。

しかし企業勤務の立場では日常業務で使うことがないため、実務上の論点や判断に迷う部分などについては、あまり深く考えたことがありませんでした。

なお名義預金は、それだけで1冊の本になるほど論点がたくさんあるということのようです。

実務で使っている税法については、目に触れたり、調べる機会も多く、体系的に頭の中に入ってきやすい状態になっています。

一方で、普段使わない税法については
・過去に勉強をしたことがあっても忘れてしまっている。
・最新の情報にキャッチアップしていない。
・過去に勉強したことがない。
というように、知識や経験が使える状態になっていないこともあるのではないでしょうか。

実際には専門家といえど自分一人ですべてを網羅することは到底できません。

専門分野以外についても、「分かっていること」と「分かっていないこと」が正しく把握できるようになっておくというのが最低限のレベルではないでしょうか。

そのため特に専門分野以外については
・最低限のレベルまでには自分を高めておく。
・新しい情報に遅れないためにも研修等によりインプットを続ける。
ということが大切であると実感しています。

なお、上で書いた名義預金は非常に分かりにくい論点です。
少しでも気になることがある方は、きちんと整理しておくことをおすすめします。

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【編集後記】

給与計算や社会保険関係について、1度は体系的に学ぶ必要性を痛感しています。
実務本を何冊か購入してみるつもりです。

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