税理士に義務付けられている研修受講〜サラリーマン税理士でも問題ありません

税理士には年間36時間の研修受講が義務付けられています。

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*関東信越税理士会ホームページより

1ヶ月あたり3時間ですので「たったそれだけ?」という感じもあります。
ところが、認められる研修には制約もあり、一般的なサラリーマン税理士にとっては少しハードルが高いのではないか?とも考えていました。

研修受講の義務化について

研修受講の義務化は平成27年度から開始されています。
それ以前のことはよく知りませんでしたが、「努力目標」という位置付けだったようです。

税理士(ほかの資格も同様だと思いますが)は、資格を取ってからも一生勉強とは聞いていましたし、それは当然のことだと考えています。

専門性を活かした業務を行う者にとって、年間36時間が多いか少ないかを考えると、間違いなく少ないと思います。
ですので、義務化されてもされなくても関係ない、という方が圧倒的に多いのではないかと想像しています。

一方で、今後、36時間に達しない人は氏名が公表されることになるようです。
わざわざそのようなルールを作るということは、クリアできない人がいる(多い?)ことを想定しているということなのでしょうか。

サラリーマン税理士にとってのハードル

一般企業勤務のサラリーマン税理士であったとしても

・新しい税制や会計基準等へのアップデート
・税務以外でも業務に関連する情報(最近であればマイナンバーなど)の入手

を考えると、研修やセミナー受講時間は軽く36時間以上になると思われます。

問題は「時間」「場所」「研修内容」に制約があるため、思うように研修を受講できない可能性があるということです。

セミナー等の受講に理解がある会社なら問題ありませんが、
・常に忙しい職場で、平日の勤務中に外出してセミナーを受講することが難しい。
・税務関係を主業務にしていないため、勤務中に抜けにくい。
という制約があるという方も多いかもしれません。

税理士法人に勤務する知人からも、一般企業勤務だと36時間は厳しいのでは?と心配されたりもします。

e-Learningを利用すれば問題なし

私の場合、職場環境に恵まれており、よほどの繁忙期でなければ研修のために外出することが可能です。
まして会社に負担をかけない「無料」あるいは個人負担の研修であればなおさらです。

とは言いつつも、実際には受講したい研修とタイミングが合わないということも多いです。

そんなことを考えながら税理士会のHPで研修メニューを眺めていたところ、e−Learningで結構いろいろなメニューが用意されているのを発見しました。
(説明は受けていたのかもしれませんが、記憶にも残っておらず・・・)

これを利用すれば、日常業務が忙しい人、会社勤務の人であったとしても
「日中は時間が取れないため、36時間を確保できない。」
という状況だけは避けられそうです。

興味がある講座がどれくらいあるかは個人次第ですが、どんなメニューがあるかを確認してみる価値はあるのではないでしょうか。

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【編集後記】

背筋を痛めてから約2週間ぶりにゴルフの打ちっ放しに行きましたが、
まだ違和感が残っていてフルスイングできませんでした。
もうしばらくかかりそうです。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

関東信越税理士会のe-Learning

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