「それは担当じゃないんで・・・」と伝えるのがやむを得ない場面とは?

「それは担当じゃないんで・・・」「他の人に聞いてください」という表現。
躊躇せずに使える人もいますが、自分ではなんとなく言いにくいと感じることが多いです。
逆の立場のときにそう言われたら面倒だと感じるから、というのが理由です。

税務署や役所へのいろいろな届出・手続き

最近、税務署や都税(県税)事務所、市役所などへのいろいろな届出関係の手続きが重なっています。

届出が必要になるのは代表者、事業年度、所在地などが変わった場合や、それ以外にも「何か」を変えた場合です。

届出自体は大切なことだと理解していても、1つ1つは大した作業ではなく、難易度が高い業務でもないだけに、非常に面倒に感じています。

「単なる作業」なのに、それなりに時間を取られるというのもストレスがたまります。

届出をする事象は同じですから、どこか1箇所で手続きすれば自動的に必要な機関にも情報を流してくれたらいいのに、と思うわけです。

会社の内部でも同じ

このような、「どこか1箇所が窓口になってくれたらいいのに」というストレスは、会社の内部でも耳にすることがある気がしています。

例えば、営業部門 VS 管理部門では
・営業担当者が管理部門に報告、相談しなければならないことがある。
・ただし、どの部署に連絡すれば良いか(管理部門の業務分担)がよく分からない。
・とりあえず連絡したものの、連絡しなかった部署から「聞いていない」と言われ。。。
・(営業担当からすれば)管理部門の中で情報を展開してくれたらいいだけなのに。。。
というのがありがちなパターンでしょうか。

また、相談した相手が直接の担当者ではなかった場合、そこから回して話を繋いでもらえれば良いのですが、「それは担当じゃないんで、◯◯に連絡してください」と言われてしまうと、またイチからやり直しということになってしまいます。

「伝えてくれたらいいのに(でもそうは言えない)。」という経験をしたことがある人は多いのではないでしょうか。

「それは担当じゃないんで・・・」がやむを得ない場面

「それは担当じゃないんで・・・」がやむを得ないと感じるのは、判断が伴う場合です。

単なる「報告」であれば、「それくらい伝えておいてよ」で済みますが、判断が必要なものについて、担当外の人に判断されて結論が間違えていたら目も当てられません。

連絡を受けた人が良かれと思って(担当外にも関わらず)、相談に乗り、判断して結論を出したものの、「その結論が間違えていた」とか「担当者が何も聞いていない」というトラブルも起こりがちです。

まずは「判断が必要かどうか」「判断が必要なら自分が判断して良いかどうか」を判断する!?ということが、その第一歩になりますね。

税務署や役所が急に変わることはないでしょうが、「会社内」や「会社 対 会社」であれば、個人の意識次第で、お互いのストレスを緩和することもできるのではないかと考えています。


【編集後記】

プロ野球、ジャイアンツはクライマックスシリーズへの進出が厳しい状況が続いています。
優勝には程遠い成績でも、この時期にまだ楽しめるというのがありがたいことではありますが。。。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

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