どん底だからこそ試せること〜ゴルフのグリップ(握り方)をテンフィンガーに変えてみた〜

ここ最近、ゴルフの調子が下降していて、イマイチ気持ちも盛り上がっていませんでした。
しかし「そんなときだからこそ思い切って何かを変えてみよう!」ということで、ゴルフクラブのグリップ(握り方)を変えてみることにしました。

グリップを変えてみようと思ったきっかけ

12月にゴルフに行った際に、かなりまずい状況のままラウンドを終えてしまいました。

もともと病気がちなドライバーに加えて、アイアンにも嫌な雰囲気が漂っていたのです。

ドライバーの調子が悪いだけなら、それを使わなければいいだけの話です。

しかし、アイアンまでおかしくなると、使えるクラブがウェッジとパターだけになってしまいます。

さすがにそれだとゴルフが全く面白くありません。。。

そこで2つのことを考えてみました。

・なぜ野球のバットは気持ち良く振れるのに、ゴルフクラブは気持ち良く振れないのか。
・どうせどん底まで落ちているのだから、今までやったことがないことを試してみようか。

その結果、まず試してみたのは「バットのつもりでクラブを振る」ということでした。

そこで、クラブの握り方を限りなく野球に近づけてみることにしました。

クラブの握り方いろいろ

クラブの握り方として紹介されているものには、メジャーなもの2つとマイナーなもの1つがあります。

握り方を言葉で表現するのは難しいので、分かりやすそうな図が載っているページ(じゃらんゴルフ)のリンクをはっておきます。

https://golf-jalan.net/contents/lesson/address/2489/

3種類のグリップは一言で言えば、次のような特徴があります。

・オーバーラッピンググリップ
・・・右手の小指を左手の人差し指の上に載せるグリップで、もっともメジャーなグリップ

・インターロッキンググリップ
・・・右手の小指を左手の人差し指に絡めて握るグリップで、手が小さい人、非力な人向け

・テンフィンガーグリップ(もっともマイナーなグリップ)
・・・野球のバットと同じで、左右の手が重ならないグリップ

今までのグリップ(インターロッキング)

ゴルフを始めてから今まで、ずっとインターロッキンググリップでした。

手が小さいこともあり、自然とこれを選択していたという感じで、他のグリップを考えたこともありませんでした。


*インターロッキングの正面から(右手小指を左手の人差し指と絡めています)


*インターロッキングを左手甲側から

新しいグリップは野球のバットとほぼ同じ握り方

新しく採用したグリップは、限りなく野球のバットのグリップに似ています。

左手の小指と右手の人差し指を絡めることはせずに、左手の上にそのまま右手がのっているような感じで、すべての指でしっかりとグリップを握っているようなイメージです。


*現在のグリップ(右手の小指はそのまま左手の人差し指と付いています)


*現在のグリップを左手甲側から(左手の上にそのまま右手がのっているだけです)

で、定義をイマイチ理解していなかったのですが、このグリップがテンフィンガーグリップということのようです。

ベースボールグリップとの違い

テンフィンガーグリップとベースボールグリップ、唯一違うのが、左手の親指をどのように握っているかということのようです。

ベースボールグリップはバットと同じように、左手の親指はシャフトから外れて外側に見えていますが、テンフィンガーグリップはシャフトの上に乗って右手で包みこまれています。


*ベースボールグリップ:野球のグリップと同じ(左手の親指が外側に見えている状態)


*テンフィンガーグリップ(左手の親指はシャフトを真上から押さえて右手に包まれている)

最初は野球とまったく同じグリップを試しましたが、少し違和感があったので、現在のテンフィンガーに落ち着いています(今のところ)。

自分自身で感じたメリットとよく言われているメリット

自分が感じたメリット

昨年末からテンフィンガーグリップを試しはじめ、先日の初打ちラウンドで初めてコースでも試してみました。

結果は
・ドライバー:かなり気持ち良く振れて強い球が出る印象。飛距離も以前よりは出ている。
・アイアン:スイング自体が壊れている?こともあり、安定せず。以前のほうがマシかも。
という感じです。

自分の中での一番のメリットは、右手がどう動いているのかが把握しやすいということです。

握り方そのものの特性なのか、野球のバットでの感覚が残っているのかは分かりませんが、何も考えないでスイングすると右手も自然に良い動きになっているような印象を受けています。

よく言われているメリット

どこまで正確か分かりませんが、ネットなどでは次のようなメリットがあると言われているようです。

・右手を積極的に使えて、パワーを伝えやすい。
・フェースの向きをコントロールしやすい。

このグリップで活躍している選手も

テンフィンガーグリップまたはベースボールグリップで活躍しているゴルフプレーヤーも結構いるようです。

男子では昨年活躍した時松隆光プロ、女子ではアマチュアながらプロのトーナメントで活躍している勝みなみさんあたりが有名なところでしょうか。

ゴルフ以外でも

今回、グリップを見直すことにしましたが、ほんの1ヶ月前までは、まさか自分がベースボールグリップを試すことになるとは考えていませんでした。

ゴルフが順調であれば、おそらく従来のままのスタイルで続けていたと思われます。

その意味では、やはりどん底まで落ちたからこそ、今までのものへのこだわりを捨てて、新しいものにチャレンジすることができたのだと感じています。

ゴルフに限りませんが、落ちるところまで落ち、これ以上失うものなんて無いという状態になっているのであれば、あとは浮上するのみです。

どん底だからこそ、ダメもとでやってみるとうまくいくことがあるかもしれません(ゴルフの話を無理やり一般論として整理している気もしますが!?)。

最後に

ちなみに、今回のテンフィンガーグリップは野球をやっていた人には、もしかするとしっくりとくるものかもしれません。

少しでも興味がある方は、まずは練習場ででも試してみてはいかがでしょうか。

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【編集後記】

現在愛用しているゴルフクラブメーカーのPINGが3月発売予定の新製品を発表したようです。
自分の中で少しフィーリングを変えてみたいと思い始めたこのタイミングでの発表、運命的なものを感じます!?

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

ちぎれるラムレーズンクリームサンド

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