原点回帰は「モチベーションアップ」にも「業務上の判断」にも有効

原点回帰というのは、モチベーションアップや業務上の難しい判断をする場合にも有効だと考えています。

悩んだときこそ原点回帰

仕事でもプライベートでも、何かしら悩むことや判断に迷うことは日常茶飯事でしょう。

経営者や責任あるポジションになればなるほど、悩みも大きくなったり、相談する相手を見つけにくくなったりするのではないかと思います。

そのように悩んだときや迷ったときには、まずは原点に帰ってみるのが一番だと考えています。

ちなみに、忙しくなりすぎて悩んだり迷ったりする時間すら確保できない、なんていうことがあるかもしれません。

それはそれで
・仕事量
・時間の使い方
・業務効率
の問題など、また違う問題がありそうなので、まずはそれらを見直すところから始める必要がありますね。

原点・初心に帰るためのいろいろなモノ・場所

悩んだり疲れたりしてモチベーションが下がっていると感じる場合には、自分なりに「初心に帰るためのモノ・場所」を決めておくことが有効だと考えています。

原点回帰という表現がぴったりです。

税理士受験生時代〜税理士になってからの仕事では

税理士受験生時代や税理士として仕事をするようになってから、初心に帰るためのモノは、税理士試験の勉強を開始したときの専門学校のテキストです。

専門学校のテキストはいまだに捨てられずに取っています(模試等は捨てましたが)。

本棚に入っているこれらのテキストを見るにたびに
・税理士を目指そうと決めたころの気持ち
・辛かった受験生時代
・苦しいながらも仕事と両立させてきたこと
などを思いだします。

「あの頃の辛さと比べれば今の悩みなんて大したことがない」と感じたり、「そもそもなんで税理士になろうと思ったんだっけ?」と振り返ったりしながら、モチベーションアップには大いに役立っています。

プライベートでは

家族のことやプライベートのことを考えたり、振り返ったりする場合に初心に帰ることができる場所は、結婚式をあげたホテルです。

福岡県にあるので、めったに行くことができないので難点ではありますが。

結婚したのが入社3年目だったこともあり、当時はいろいろと足りない部分があったなと反省することも多かったりします。。。

ゴルフでは

ゴルフだとゴルフが好きになるきっかけとなった1つである漫画「あした天気になぁれ」です。


中学生のときに立ち読み(すみません。。)しながらハマり、ゴルフへの興味を持つきっかけとなったものです。

ゴルフとの出会いは「チャー・シュー・メン!」
「趣味は?」と訊かれたら、迷わず「ゴルフ」と答えています。 一昔前はゴルフは贅沢な趣味(確かにバブル期には値段もかなり高かったらしい)だっ...
モチベーションアップにはマンガに頼るのも有効!「風の大地」とか「おーい!とんぼ」とか。
大人がマンガを読むことについて、どのような印象を持っているでしょうか。 私としては、マンガとうまく付き合えば、結構面白いのではないかなと思...

いつもいつも、すべてのことにトップスピードで取り組むことができる人は少ないと思います。

だからこそ落ち気味のときに、原点に帰って、新鮮な気持ちを取り戻しながらモチベーションをあげて行くことができれば良いのかなと思っています。

意識すべきキーワードは「そもそも」と「あるべき姿」

原点回帰は、業務上の判断で迷う場合にも有効です。

仕事面で悩んだり、判断に迷う場合、問題が複雑化していたり、あるいは複雑に見えているケースが多いのではないかと思います。

そんなときに意識するようにしているのが、「そもそも」と「あるべき姿」というキーワードです。

たとえば、税務の世界では、白黒付けにくいケースが非常に多くあります。

役員が飲食店で使ったお金が交際費になるのか、役員報酬になるのか。

聞き方や説明の仕方によって、「交際費」に思えることもあれば、「役員報酬」のほうが正しいと感じることもあるでしょう。

会社が採用しようとしている処理が税務上問題ないかどうかを考える場合には、
・「そもそも」どのような取引なのか。
・「そもそも」なせそのような取引が必要になるのか。
・「そもそも」その関連する税法の条文の本来の趣旨は何なのか。
をしっかりと意識することが必要になります。

それらを前提として「あるべき姿(=会社が取るべき処理)」が何かを考えていきます。

そして、その「あるべき姿(=あるべき処理)」と「実際の処理」とのギャップが税務上のリスクになるわけです。

前述の役員による飲食費のケースでも、「そもそも」と「あるべき姿」をきっちりと整理することで、支出を「交際費」にすべきなのか、「役員報酬」にすべきなのか、がある程度は判断できるようになると思います。

「そもそも」とか「あるべき姿」をしっかりと考えるからこそ、問題点が明確になり、最大限のリスクや検討すべき課題なども明確になるわけです。

ありがちなのが、「そもそも」や「あるべき姿」が分かっているつもりで、実はそこがズレてしまっているケースです。

「そんなことは分かったうえで悩んでいる。」
そんな風に感じることがあるかもしれませんが、もう少し深掘りしてみたり、見る角度を変えてみたり、誰かと意見交換してみたり、を繰り返しながら愚直に考え直してみることが大切なのではないかと考えています。


【編集後記】

週末は、プロのトーナメントも開催されるコースでゴルフの予定です。
天気も良さそう(良すぎ?)ですし、楽しみです。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

某不動産屋さんのサイト


シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする