目処と目途〜目処は「めど」で、目途は?〜

恥ずかしながら数年前まで、「目処」と「目途」は同じ読み方をするものだと思っていました。もちろん「めど」です。

それ以外の読み方があると考えたこともありませんでした。

目処は「めど」で目途は「もくと」

東京都知事の小池さんの発言の中で、目途(もくと)という表現が使われているのを見て、数年前にかなりビックリしたことを思い出しました。

「もくと」という読み方を初めて知ったのは、税制改正に関する説明会でした。

総務省の担当者の方が説明していたのですが、「もくと」という言葉が聞こえてきて、「?」と思って資料を見ると「目途」と書かれていました。

・これ、「もくと」って読むの?「めど」ではないの?
・読み間違い?
・わざわざ読みにくく読み間違えるはずはないから、役人さんたちの業界用語(読み)?
などなど頭の中が「?」でいっぱいになりました。

そこからググること数分、目途を「もくと」と読むのだということが分かりました。

当然、その後のセミナーでは、総務省の方の説明が全く耳に入ってこなくなってしまったわけですが。。。

使い分けや意味の違いは?

どうやら、目処と目途は意味としてはほとんど同じようなものらしいです。

改めてネットでいろいろと検索してみましたが、いろいろな方がいろいろな見解を書かれていますね。

調べれば調べるほど、いろいろな情報が出てきて、「結局どうなんだろうか?」と正直、ちょっとスッキリしない感じではあります。

目途は「めど」と読んでもOKだとか、官庁などでは「もくと」と読むのだとか?

実際のところはよく分かりませんが、これだけいろんな意見があるということは、少し調べても正解にはたどり着かない気がするので、やめておこうかと。

言葉で話すときは「めど」を使えば良いし、文字で「目途」と書かれていたら「もくと」と読めばいいのだと、簡単に整理して終わりにすることにしました!?

思わぬところで漢字の読み間違いは避けたい

数年前にこの「もくと」という読み方を知ってから、漢字の読み方には気をつけなければいけないという思いがかなり強くなりました。

日常会話だとあまり分かりませんが、会議やセミナーなど人前で発言するときに
・自分が知らないだけ
・自分が間違えて覚えている
といった理由で、漢字を読み間違えるのは避けたいところです。

ただ、自分が正しいと思い込んでいると、自分ではなかなか気づけないこともあります。

ありきたりではありますが、第三者に確認してもらうとか、自分でも客観的に見られるような方法を考えるとか、何らかの工夫をしていかなければいけないと考えています。


【編集後記】

今日は、中国の「乾杯」の文化に少し触れました。
話に聞いたことはありましたが、男女問わずのようでなかなか面白かったです。
でもお酒が強くない人にとってはツライかもしれませんね。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

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