予算作成のススメ。メリットはいろいろ。

会社で予算(経営数値の目標など)を作成されているのでしょうか。
まずは簡単にでも作成してみることがおすすめです。

予算:経営数値の目標

会社で計画というと、まずは経営計画や事業計画といったものが思い浮かぶのではないかと思います。

経営計画とは、中長期の視点から、会社全般のあるべき姿や方向性を定めるもの、戦略的な視点から考えるべきもの、なんて言われています。

一方の事業計画は、それをもう少し具体化したもの、事業に関して戦術的な視点から考えるべきもの、といったところでしょうか。

で、
・経営計画や事業計画を作るかどうか?
・作るとしたらどのように作ればよいか?
という問題はありますが、

とりあえずざっくりとでも、

経営数値の目標(=いわゆる予算)

は決めておいたほうがよいと考えています。

・来期の売上はどれくらいを目指そうか?
・来期の売上総利益率(粗利率)はどれくらいを目標にするか?
・来期はどれくらい利益を残したいか。
のような数値の目標と、

・〇〇向けの利益率を改善する。
・〇〇費を減らす。
というような、その数値目標の根拠についても、あわせて作っておくとよいでしょう。

さらには、

・お金(キャッシュ)の流れ(資金繰り)
についても計画は必要ですし、

・個別に管理したいもの(給料、交際費など?)
があれば、目標(目安)を作っておいてもよいでしょう。

いろいろなメリット

このような予算を作成することの大きなメリットとしては

・目標が明確になること
・目標に対する進捗管理がしやすくなること
・手遅れになる前に打ち手を検討するきっかけができること
・足りていること、足りていないことの分析がしやすくなること
・目標達成に向けて踏ん張ることでさらに「一伸び」が期待できる

など、いろいろなことが挙げられます。

経営者や組織のリーダーであれば、なんとなく目指したいレベルのイメージはあるはずです。

ただ、
具体的な「言葉」・「数値」になっているかどうか?
で、達成度合いには大きな差がでるのではないかと思います。

頭の中で、なんとなく前年並みの利益が確保できればいいかな・・・
と考えているだけよりは

・今期の利益目標は○億円!
・そのために必要なことは〇〇、△△、□□!

としておいたほうが、よりリアルに目標を感じることができますし、目標に向けた踏ん張りもきくようになるのではないでしょうか。

目標自体は、定性面、定量面のどちらであっても、
「具体的になっているかどうか?」
が大きなポイントになると考えています。

目標の根拠を明確しておくことで分析がしやすくなる!

また、目標を立てる場合には、できればその根拠、理由も明確にしておくとよいと思います。

そのほうが後から振り返ったときに分析しやすくなりますので。

(なんとなく)売上を前年より5%アップさせよう!
のように、目標に根拠がなければ、達成できなかった場合でも、その原因の分析は難しいでしょう。

そもそもその「5%」に根拠がありませんので、目標が妥当なのかどうか、達成できなかった理由が何なのか、も分かりませんので。

実際に予算=目標を作るにあたっては

・どのような目標を立てるか?
・その目標を立てた理由は何か?
・どのような手を打つことで達成できるのか?
・どのようなスケジュールですすめるのか?

が具体的であればあるほど、前述した「予算を作ることのメリット」が得られやすくなります。

*当期の目標
・最終利益:1億円(前年比20%アップ)
・目標の理由:翌期に設備投資、社員採用(1人)を控えており、利益を上乗せしてキャッシュを残したい
・何をする?:売上増のために〇〇をする、売上総利益率アップのために△△をする、□□費を減らす。
・スケジュール:上の「何をする?」をさらに細分化して、それぞれのToDoを細かくスケジューリングする

文字で書くとこんな感じでしょうか(分かりにくいですね)。。

このような目標、計画をA3シート1枚で表にまとめてみると管理しやすくなります。

いままであまり予算を作成していないということであれば、まずは簡単にざっくりとでも予算を作ってみるとよいのではないでしょうか。


【編集後記】

昨日は午前中打ち合わせ、午後は顧問先訪問、夜はとある会合に出席、となんとなく時間に追われた1日でした。
会合である方からかけていただいた言葉で少し楽になったことがあり、このようなバランス感覚を持っている方がいらっしゃるんだと、なんだか嬉しい気持ちになりました。
【昨日の1日1新】
「1日1新」とは→詳細はこちら

えん 池袋西口店
星乃珈琲店東武池袋ホープセンター店
ある会合に参加


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