決して他人事ではない?パワハラで加害者にならないために。

先日、日経ビジネスオンラインの中で、パワハラについて書かれている記事を目にしました。

”つい厳しく部下を叱ってしまう。これって病気?”
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/skillup/15/111700008/032300035/?P=1

パワハラ(パワーハラスメント)とは

厚生労働省ではパワハラを次のように定義付けているようです。

「同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいう」

また、具体的な内容として次のものが挙げられています。

  1. 身体的な攻撃(暴行・傷害)
  2. 精神的な攻撃(脅迫・暴言等)
  3. 人間関係からの切り離し(隔離・仲間外し・無視)
  4. 過大な要求(業務上明らかに不要なことや遂行不可能なことの強制、仕事の妨害)
  5. 過小な要求(業務上の合理性なく、能力や経験とかけ離れた程度の低い仕事を命じることや仕事を与えないこと)
  6. 個の侵害(私的なことに過度に立ち入ること)

字面だけみると、「確かにこれは問題だろう」という感じは受けます。
ただ具体的にどのような行為までが対象なのか、判断が難しい部分があるかもしれません。

個人ごとに感じ方に差があるということも、この種の問題の難しいところです。

注意が必要な心の状態

「こんな感情を抱いていたら要注意」というものが列挙されていました。

■厳しく叱ることが部下のためだと考えている。
■出来の悪い部下を割り当てられてしまったと思ったことがある。
■どうしても目障りに感じてしまい、無視しがちな部下がいる。
■学校やスポーツで体罰をする指導者の気持ちが理解できる。
■仕事のできない部下の仕事を減らすのが効率的だと思う。
■自分は短気で怒りっぽいと思う。
■職場でのコミュニケーション不足を不満に思う。
■部下から意見を述べられると不愉快に思う。

(日経ビジネスオンラインの記事より)

これらのうち1つでも思い当たる項目があったら「パワハラになりやすい状態」とのこと。

「ドキッ」とする項目が含まれている方もそれなりにいるかもしれません。

その場合には注意が必要なようですね。

それぞれの立場で考えたいこと

加害者にならないために

これまでの社会人生活を振り返ると、「こんな人が”普通に”周りにたくさんいたな。」と感じたりもしています。

入社早々、仕事の実績はすごいがかなり怖い「鬼軍曹」みたいな上司との飲み会が億劫だったことを思い出します(笑)

そのような環境に慣れている人は、
・いつの間にかそのような言動に鈍感になっていないか(自他を問わず)。
・これくらい普通だと感じてしまっていないか。
を常に意識しておく必要がありそうです。

被害者になりそうな場合

逆にハラスメントを受けてしまう立場の場合はどうでしょうか。

あるべき論からすれば、然るべき手段に訴えてハラスメントを止めてもらうように働きかけるべきでしょう。
しかしそれが実際にできるかどうかとなると、難しいケースも多いのではないでしょうか。

そのような場合、積極的な意味で「逃げる(=見切る)のも手ではないかと考えています。どれだけ望んだ職場や仕事でも、万が一病気にでもなってしまったら意味がありませんので。

パワハラにしろ、その他のハラスメントにしろ、「昔はこんなの普通だったのに。」と言っても始まりません。

注意しすぎるくらい注意して、ちょうど良いのかもしれません。

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【編集後記】

週末は急遽思い立って、東京ドームに巨人戦を見に行こうかと試みましたが、
3階席くらいしか空きがなく、断念。
開幕直後はやはりなかなか厳しいですね。

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