どんなスポーツをしてきたか?で考え方の傾向が分かる!?

自分が経験してきたスポーツによって、自分が好む「仕事のやり方」「周囲との関わり方」に違いが出るものなのかな、と改めて感じるようになりました。

スポーツによって異なる試合中における選手の役割

ある方と話しをしていて、スポーツによって、試合中における「選手の役割」には大きな違いがあるものだと感じました。

具体的には、試合中の「監督の指示・サイン/選手の判断」についての違いであり、

・サインを出すのは誰か?
・どんなタイミングでサインを出すか?
・出されたサインに対して選手がやるべきことは?

といったあたりのことを、野球 VS ラグビー VS ゴルフ(おまけ)で比較してみました。

「おいおい、違うよ!」というものもあるかもしれませんが、大きくは外していないのではないかと。

野球の場合

野球の場合、1プレーあたりの時間が短く、プレーが細切れになるという特徴があります。

・ピッチャーがボールを投げる
・バッターが打つ
・打球を守備側が処理する

短ければ数秒、長くても数十秒で1プレーが終わります。

そしてその1プレーが終わるごとに、攻撃側のベンチにいる監督やコーチからサインが出されることになります。

つまり選手は数秒から数十秒ごとに、1球ごとにサインを確認しながら、サイン通りにプレーすることを求められるわけです。

・バント
・ヒットエンドラン
・盗塁
・スクイズ
・1球待て
などは攻撃に関する基本中の基本となります。

また、守備側でも
・守備位置
・1球外せ
・配球
などの指示が出されることがあります。

守備側や配球などは選手が考えてサインを出すケースが多いですが、状況によってはベンチからサイン(指示)が出されたりもすることになります。

このような場合、プレー中の選手に求められることは、

ベンチ(監督)のサインに忠実に従い、サイン通りのプレーをすること

です。

1プレーあたりの時間が短いため、選手が瞬間的にアドリブで判断することが比較的少ないということになります。(特に攻撃面)。

ラグビーの場合

ラグビーの場合、野球と比べると、1プレーあたりの時間は長いです。

・反則
・ボールが動かなくなってプレーが止まる
・ボールが外に出てしまった
・トライ
ということがなければ、プレーが続きますので、数分間プレーが止まらないということも、多くあります。

しかも通常、グランド内に監督はいません。

そうなるとプレー中には選手たちが自分で判断してサインを出してプレーをするということになります。

チームとしての大きな作戦、方針はあれど、臨機応変に対応することができるかどうか、ということもチーム力に差がつくポイントになるのではないかと思います。

ゴルフの場合

ゴルフの場合、チーム戦などを除き、基本的に個人競技です。

そもそもプレー中には、キャディさん以外の人からアドバイスを受けることもできませんので、すべて自分で判断し対応していく力が必要です。

それどころか、審判もいませんので、冷静に正しくジャッジする力も求められているわけです。

このように、同じ球技(スポーツ)といっても、選手に求められる対応力には大きな違いがあるわけです。

やったことがないスポーツ、詳しくないスポーツのことは分かりませんが、
・野球タイプ
・ラグビータイプ
・ゴルフタイプ
のように、ざっくりと分けることができるのではないかと。

例えば、サッカーはラグビータイプでしょう。

アメリカンフットボールはプレーが細切れで指示が細かいという部分では野球タイプ、マラソンは自分と向き合いながらコツコツという部分でゴルフタイプかなと思ったりしています。

どのスポーツ出身かで考え方の傾向が分かる?

仕事上の関わりがある人(経営者であれば社員、社員であれば上司・部下)がスポーツをやっていた場合、どのスポーツ出身かで基本的な考え方が予想できるのではないかと思います。

例えば、社員が野球タイプ出身の場合、経営者(監督)から社員(選手)に対して、状況に応じて都度指示をされる(サインが出される)ことへの抵抗は少ないかもしれません。

逆に、社員がラグビータイプ出身の場合
・あまり細かな指示をされたくない
・ゲームが始まったらある程度の判断はプレイヤーに任せてほしい
という感覚を持っている人が多いかもしれません。

ゴルフタイプ出身の場合、周囲の目や指示の有無に関わらず、少なくともしっかりと自分の役割を果たそうという姿勢は持ち合わせているのではないかと。

また、経営者自身がスポーツをやっていた場合には、

自分がどういう考え方の傾向を持ちやすいか?

を意識しながら、周囲とのコミュニケーションを考えてみると、何か気づけることがあるのではないでしょうか。

選手以外のマネジャーなどは?

ちなみにスポーツは選手としてプレイするだけではありません。

マネジャーやサポート役として関わっていたという人もいるでしょう。

そのような人は組織の中でも、周囲に目を配りながらサポートする業務が得意だったり、好きだったりする可能性が高いです。

組織の中でも、任せる業務や仕事の任せ方次第では良いパフォーマンスを発揮できるのではないかと思います。

・このスポーツはどうなんだろう?
・それはちょっと違うんでない?
・そもそもスポーツをやっていない人は?
などなど、いろいろ意見も多くありそうですが、あくまでも個人的に感じている「傾向」ということで。。。


【編集後記】

プロ野球で今期から採用されている「リクエスト」制度。
きわどい判定については、ビデオ判定を求めることができる制度ですが、使える場面が限定されています(ストライク/ボールやハーフスイングなどは対象外とのこと。)

バットに当たったかどうか、ファウルなのか空振りなのか、で大きく試合の流れが変わることがあるだけに、「対象外」があるというのはどうなのだろうか??と疑問に感じています。

昨日のジャイアンツ戦でも、微妙というよりも誤審(と思われる)によって負けたといっても良いような試合でしたので、なんとなく。。。

【昨日の1日1新】

*「1日1新」とは→詳細はこちら

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