税制改正で優先してチェックすべきポイント:その1。まずは自分(自社)に関係がありそうなところだけでOK。

先月、平成30年度税制改正の大綱が閣議決定されました。

多くの人にとって影響がありそうなものは、新聞などでも取り上げられていましたので、チェックしたという方も多いかもしれません。

税制改正で優先してチェックすべきこと

毎年12月には翌年度の税制改正大綱が公表され、ニュースなどでも取り上げられています。

http://www.mof.go.jp/tax_policy/tax_reform/outline/fy2018/20171222taikou.pdf

見出しくらいはざっくり見たという方からガッツリ内容を確認したという方まで、興味の度合いは人それぞれかと思います。

なかには

税制改正に興味はあるし、関心もあるし、でもよく分からない・・・

ということで、なんとなく理解することを諦めてしまっている人もいるかもしれません。

税制改正大綱を読めばざっくりと概要を把握することはできますが、一般の方がきちんと読みこなすにはやや重たいのではないかと思います。

このような場合には、まずは見出しにざっと目を通して、自社(自分)に関係がありそうなところだけでも優先してチェックしてみるのが良いと思います。

・税制改正内容の項目を確認してみる。
・少し詳しく調べてみる。
・分からなければ税理士などの専門家に聞いてみる。
・自社(自分)にとって影響がありそうかどうかを判断する。

まずは軽く、こんなところから始めてみれば良いのではないかと。

確認してみた結果、関係なさそうであれば、それで終わりです。

平成30年度税制改正の項目

公表されている平成30年度税制改正大綱から、見出しを挙げてみると、ざっとこんな感じです。

  • 個人所得課税
  • 資産課税
  • 法人課税
  • 消費課税
  • 国際課税
  • 納税環境整備
  • 関税

この見出しから、自分(自社)にとって不要な項目がはっきりしてきます。

国内取引しか行っていない会社への影響を確認するなら、まずは
・法人課税
・消費課税
を優先して確認しておいたほうが良いでしょう。

また、個人事業を行なっている人であれば、少なくとも「法人課税」を確認する必要はないでしょう。

税制改正大綱は100ページを超えますので、見出し・項目を絞り込んだとしても、やはり読みこなす気にはなりにくいかと。。。

それぞれの見出しに含まれている内容

前述した通り、税制改正大綱では7項目に分けられています。

内容は、多くの会社(人)に影響があるものから、マイナーな論点まで、種類やボリューム感もバラバラです。

簡単に見出しだけで整理するのも難しいのですが、ざっくりと。

個人所得課税

・個人所得課税(給与所得控除や公的年金控除、青色申告特別控除などの各種控除)
・金融・証券税制(NISA関連、エンジェル税制など)
・土地住宅・住宅税制(土地譲渡の取り扱い、譲渡損失の繰越控除など)
・森林吸収源対策に係る地方財源の確保(森林環境税の創設など)
・租税特別措置(項目はいろいろ。。。)
・その他(年末調整手続き、その他の細かい項目いろいろ)

資産課税

・事業承継税制の特例の創設等(非上場株式等に係る贈与税・相続税の納税猶予など)
・一般社団法人に関する相続税・贈与税の見直し
・土地に係る固定資産税等の負担調整措置
・土地の想像登記に対する灯篭免許勢の免税措置
・租税特別措置(項目はいろいろ。。。)

法人課税

・賃上げ・生産性向上のために税制(所得拡大促進税制の改組など)
・競争力強化のための税制措置(事業再編、組織再編に関するものなど)
・地方創生の実現(地方拠点強化税制の見直しなど)
・税務手続の電子化等の推進(大法人に対する電子申告の義務化など)
・租税特別措置(項目はいろいろ。。。)

消費課税

・観光立国・地方創生の実現(国際観光旅客税の創設など)
・たばこ税の見直し
・地方消費税の清算基準の抜本的な見直し
・税務手続の電子化の推進(大法人に対する電子申告の義務化など)
・租税特別措置(項目はいろいろ。。。)
・その他

国際課税

・恒久的施設(PE)関連規定の見直し
・外国子会社合算税制等の見直し
・特定目的会社の利益の配当等に係る二重課税調整の改正野田
・その他

納税環境整備

・申告手続の電子化促進のための環境整備
・年末調整手続の電子化
・共通電子納税システム(共同収納)の導入
・eLTAXの安全かつ安定的な運営のための措置
・その他

関税

・暫定税率の適用期限の延長等
・個別品目の基本税率等の見直し
・特恵関税制度の見直しに伴う基本税率の無税化等
・金の密輸入に対する罰則の引上げ
・その他

「租税特別措置」や「その他」にはいろいろと細かな項目が含まれているので割愛しました。
(影響がないわけではなく、大切な論点も含まれていますので念のため。。。)

改めて書き出してみると、文字だけではなかなか分かりにくいです。

だからこそ解説本のような類の書籍が毎年販売されているんでしょうね。

この中でも、特に中小企業等に影響がありそうなものは次回に。


【編集後記】

朝、コンビニでゆで卵を購入しようとしたところ、売り切れでした。
普段よりも多少遅い時間ではありましたが、びっくり。
高タンパク系の食べ物人気、まだまだ続きそうですね。

【昨日の1日1新】
*「1日1新」とは→詳細はこちら

グリーンスムージー
某社会員組織向けM&A情報


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