有報キャッチャーでは財務統計データを利用しています

有報キャッチャーという便利なサイトがあり、いろいろな会社の財務情報を調べたり、財務関係の統計データが知りたいときによく利用しています。

有報とは、「有価証券報告書」の略称です。

有価証券報告書とは、主には株式を公開している会社（それ以外にもありますが）が、金融商品取引法という法律によって提出することが義務付けられている報告書です。
会社や事業の概要、業績、役員のことなど、それを読めばなんとなく会社のことがつかめるかな、といった感じの作りになっています。

有報キャッチャーは、この提出された報告書に基づくデータベースであり、サイト上ではいろいろな情報を入手することが可能です。

財務分析をしたり、知りたい情報を検索する場合、だいたいこれらの機能を使えば、必要な情報を入手することができます。

財務分析をするための情報を入手しようとする場合、対象会社のHPからさまざまな財務データを入手するほうが手っ取り早いかもしれません。

また、何か特定のキーワードを各種報告書の中で検索したい場合、もっと検索しやすいと思われるシステムもあります。

個人的に一番便利だなと思うのが「財務統計」のデータです。

このページでは以下の１０項目について、業種別平均ランキングを確認することができます。
・自己資本比率
・流動比率
・固定比率
・総資産経常利益率
・自己資本経常利益率
・売上高経常利益率
・フリーキャッシュフロー
・営業ＣＦ対流動負債比率
・ＰＥＲ
・ＰＢＲ

＊有報キャッチャーのサイト（財務統計のページ）より

それぞれの項目について、「卸売業の平均はどれくらいか？」「サービスでは？」「全上場企業の平均は？」などがランキングされています。

会社の規模や内容にもよりますが、自社の財務指標を分析しようとする場合に、なにかしら参考にすることはできるのではないでしょうか。

【編集後記】
周囲で少しずつインフルエンザ情報が飛び交うようになってきました。
電車のなかでもマスクをしている人が多いですね。